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12月までのコンサート・イベントのご案内

 11月も下旬に差し掛かり、街がソワソワしてきたように感じます.皆さまお変わりありませんか.僕のほうは飛ぶように過ぎていく時間やさまざまな出来事に、心が追いついているような、いないような‥相変わらずそんな日々が続いています.
 
 すっかり遅くなってしまいましが、ヤマハグランドピアノフェア SXシリーズ発売記念コンサート、桐朋木の香りのコンサート~川村文雄門下生と仲間たち、そしてPTNA ピアノ ステップ 豊洲秋季地区 トークコンサートにいらしてくださった皆さま、どうも有り難うございました.
 

 さて、前回に続いて再びコンサート・イベントのご案内をさせていただきます.一部重複しますが、新しい情報も含めウェブサイトと併せてご覧いただければ幸いです.

 

2017年11月25日(土)18時45分開演@桐朋学園大学 仙川キャンパス333
桐朋学園大学音楽学部 ファカルティコンサート~教員によるコンサート

 
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※お申し込みはファカルティ・コンサート専用フォームをご使用ください

 

2017年11月27日(月)19時開演@ルーテル市ヶ谷センター
松波恵子(チェロ)川村文雄(ピアノ)デュオ 横川晴児氏(クラリネット)を迎えて

 
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※残席が残り僅かとなっております(11月17日現在)
※チケットお申し込みはチラシ裏面をご覧ください

 

2017年12月3日(日)10時00分~@なびあす 美浜町生涯学習センター
平成29年度 ポルタ De ファツィオリ ~音をたのしみ 明日をひらく~レッスン(3)

 
※イタリアのファツィオリ社製 F308 を使用してのレッスンとなります
※レッスンはどなたでも無料で聴講できます
※レッスン受講の募集は締め切っております

 

2017年12月9日(土)17時15分開演@桐朋学園大学附属子供のための音楽教室 仙台教室
桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室 仙台教室 音楽の贈り物 vol. 14

 
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2017年12月9日(土)、10日(日)@桐朋学園大学附属子供のための音楽教室 仙台教室
桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室 仙台教室 特別レッスン

 
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※今回は教室生以外の方のお申し込みを受け付けます
※募集締め切りは明日、11月18日(土)17時までとさせていただきます

 

2017年12月16日(土)10時00分~@ピアノフォルテ上大岡サロン
ピアノフォルテ上大岡 エキスパートレッスン 2017′ vol. 9

 
※受講の募集は締め切っております
※2018年1月のレッスンより、お申し込みは先着順ではなく抽選とさせていただきます

 

2017年12月17日(日)13時30分開演@三木楽器開成館 2階サロン
桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室 大阪教室 クリスマスコンサート

 
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2017年12月22日(金)19時00分開演@神奈川県立音楽堂
慶應義塾アインクライネスオーケストラ定期演奏会

 
サンサーンス/歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op. 18
ベートーヴェン / 交響曲 第7番 イ長調 op. 92
 
指揮:河地良智
管弦楽:慶應義塾アインクライネスオーケストラ

 

2017年12月25日(月)14時00分開演(予定)@ハーモニーホールふくい
『Ruby Cafe』~音楽家を志す人たちに今、私が伝えたいこと~

 
※演奏曲、内容は後日ウェブサイトにてお知らせいたします

 

それでは会場にて皆さまにお会いできることを楽しみにしています.

 
 

近況報告と11月までのコンサートのご案内

 「人材」 や 「人脈」 といった言葉と同じ理由で 「体が資本」 という言い回しはどうも苦手なのですが、それはともかく、健康であることの大切さを素直に感じる今日この頃‥いや、これまで常々そう思ってはきたつもりですが、まだ何処かに 「健康は当たり前にあるもの」 と過信してしまう癖があるのかもしれません.

 それで今日は大事をとって半日ばかりお休みをいただきました.何がかなしいって、こんな時くらいしかブログを更新したり親しい友人へのメールを返せないということ、、苦笑 ついでに午後、薬局の帰りに、久しぶりに近所の石神井川を少し散歩しました.
 
 前回歩いたのは、無防備としか言いようのない某カルガモの親子を気にかけていた時期だったので、ほぼ4ヶ月ぶりです – あの頃はまだ散歩をするくらいのプライベートな時間が取れていましたが、カルガモの他にコサギ、キジバト、ヒヨドリやセキレイなどを見に行くことが自分にとって良い息抜きになっていたように思います.ちなみに11羽のカルガモの雛は次第に数を減らしていき、残念なことにとうとう一羽も生き延びることができませんでした.

 

最初に見つけた頃のカルガモの親子(2017年5月24日撮影)

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 もっとも、生きるのに必死なのは何もカルガモに限らないので他の生命(いのち)を責めるつもりもありませんが – とはいえ、いくらか寂しい気持ちはしたのですが – 健気な雛の仕草や鳴き声などは想像以上に僕自身の中に内在化していることを今日はっきりと自覚しました.何事もそうですが、ある気持ちを整理するためにはそれなりの時間がかかるものなのかもしれませんね.
 

 ところでその石神井川ですが、数日前の台風では氾濫危険水位を超え、夜中は荒れに荒れたそうです.実際に見に行ったわけではありませんが、SNSの投稿写真を見て思わずぞっとしました.けれども今日は、そんなことがあったということが信じられないくらいに穏やかな表情に戻っていました.むしろ人間の捨てたゴミや落ち葉が文字通り洗い流され、以前にもまして和やかでうつくしい川に戻りつつあるようでした.やはり自然には適わないというか、所詮はヒトも自然の一部だということでしょうか.
 

 さて、しばらく仕事の近況報告を書いていませんでしたが、8月以降もコンサートや講座、マスタークラス(もちろん大学のお仕事も!)などでいそがしくしていました.送って頂いた素敵な写真も含めてここにまとめて掲載させていただきます.お世話になった皆さま、有り難うございました.

 

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※野原広子さん(Vo)、小出信也さん(Fl)との写真は株式会社福井新聞社敦賀支社様提供
※最後の写真は実家でほぼ別居中の新しい家族、コンサートとは関係ありません

 

 長くなりましたが、また明日から11月にかけてコンサートが続きます.下記に予定をご紹介させていただきます.お申し込み方法など詳細はウェブサイトのコンサートスケジュールをご覧いただければ幸いです.

 

2017年10月28日(土)14時00分開演@ヤマハミュージック ピアノフォルテ上大岡
ヤマハグランドピアノフェア2017秋 SXシリーズ発売記念コンサート

 

2017年10月29日(日)14時00分開演@桐朋学園大学 仙川キャンパス333
桐朋木の香りのコンサート~川村文雄門下生と仲間たち

 

 

2017年11月5日(日)15時45分開演(予定)@豊洲文化センター ホール
PTNA ピアノ ステップ 豊洲秋季地区 トークコンサート

・ショパン / ノクターン 嬰ハ短調 遺作
・ショパン / バラード 第1番 ト短調 op. 23
 

2017年11月25日(土)18時45分開演@桐朋学園大学 仙川キャンパス333
桐朋学園大学音楽学部 ファカルティコンサート~教員によるコンサート

・土田英介 / ピアノのための波動
・ボッテシーニ / タランテッラ
・グラナドス / マドリガル
・武満徹 / 閉じた眼
・ラヴェル / ラ・ヴァルス
 

2017年11月27日(月)19時開演@ルーテル市ヶ谷センター
松波恵子(チェロ)川村文雄(ピアノ)デュオ 横川晴児氏(クラリネット)を迎えて

ベートーヴェン / 「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45
ベートーヴェン / ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 op.11 「街の歌」
ブラームス / 3つの間奏曲 op.117より 第1番 変ホ長調、第2番 変ロ短調
ブラームス / クラリネット三重奏曲 イ短調 op.114

 
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 ちなみに、11月4日(土)にはピアノフォルテ上大岡のエキスパートレッスンがありますが、こちらは来年からは受け付けは先着順ではなく抽選とさせていただきます.
 
 それでは各会場で皆さまとお会いできることを楽しみにしています.
 

10月のイベントのご案内

 いよいよ秋めいてきましたね、皆さまいかがお過ごしでしょうか.僕はというと、先週の夢のような音楽漬けの日々が過ぎ去り、今週はその前の週に積み残した仕事の課題に追われています‥ないものねだりかもしれませんが、もうすこし自分の時間があったら気持ちにゆとりが生まれることもあるのかしらと思わなくもない今日この頃です.
 
 さて、ウェブサイトのスケジュール更新が後手後手になってしまったので、10月のイベントをこちらにもまとめて掲載させていただきます.
 

 10月1日(日)は高松市美術館(香川県)にて公益財団法人 日本ピアノ教育連盟四国東部支部主催 第34回ピアノ・オーディション予選課題曲による公開講座を開催させていただきます.今回は課題曲のレクチャー(一部レッスンもあり)だけでなく、演奏のウェイトも大きいので、お近くの方は是非.
 
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 10月4日(水)は高浜町文化会館(福井県)にてチェロ・フルート・声楽(ソプラノ)のすばらしい音楽家の方々と共演させていただきます.名曲ぞろいのプログラムなので皆さまお誘いあわせのうえご来場ください.尚、当日の演奏予定曲につきましては、川村文雄オフィシャルウェブサイトをご覧ください.
 

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 10月7日(土)には美浜町生涯学習センター なびあすホールにてポルタ・de・ファイツィオリの受講生による「ちょっと気軽にコンサート」オータムコンサートが開催されます.入場無料ですのでお気軽にお運びいただければ幸いです.
 

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 最後に、10月29日(日)は、桐朋学園大学で担当している教え子による桐朋 木の香りコンサート を開催させていただきます.子供のための音楽教室に在室している小中学生、高校生・大学生、大学院生や卒業生も出演予定です.室内楽もありますのでどうぞお楽しみに.プログラムは決まり次第 桐朋 木の香りコンサート公式ツイッターにも告知されますので、宜しければ併せてご覧ください.

 

 それでは 来月も各会場で皆さまにお会いできることを楽しみにしております.

 

手を故障したら‥

 ずいぶん長い間ブログの更新ができずにいました.メールの返信もすっかり滞ってしまい – とは言えもとからメール無精ですが – ご心配をいただいた方々にはこの場を借りてお詫びいたします.
 

 さて、この夏は主にコンクールの審査やコンサートが続いていたのですが、どういうわけだか思わぬハプニングの連続で‥中でも人生初の手の故障は、焼けるような痛みもさることながら、心のダメージが大きかったように思います.
 
 正直、これまでも後輩たちが腱鞘炎などで一時的に弾けなくなる不幸を目の当たりにしてはきましたが、今回の件で、手を壊したピアニストの精神的苦痛は、少なくとも同じ立場でそれを体験した人でなければ理解できない、想像を絶するものだと痛感しました.
 
 幸いなことに、手の専門医の迅速な処置によって4日目頃からは少しずつ指が曲げられるようになり、完治とまではいきませんが本番のリハーサル初日にはどうにか弾けるようになりました.その本番も昨日おかげさまで無事に終わり、今ようやくこうしてブログを更新できている次第です.
 

 実際の施術内容についてはここには記しませんが – 治療によっては後遺症が残る可能性もゼロではないからです ― もしかすると何かの役に立つかもしれないので、手に突発的な炎症が起きた際に注意すべきことをリストアップしておこうと思います.
 
1.すぐに患部を冷やす
  できれば保冷剤などでしっかり冷やすのがいいです
 
2.手を動かさない
  不便だけれどもいっそ手がないと思って過ごすのがベスト
 
3.手は心臓よりも高い位置に
  痛みが酷い場合、血液が集まらないよう手の位置を変えるとラクになることがあります
 
4.できるだけ早く手の専門医のところへ
  家族や友人に弱音を吐く暇があったら1分でも早く手の専門医に診てもらいましょう

 

 ということで、一連のコンサートについて感じたことは時間ができればまた改めて書こうと思います.ちなみにコンクールに関する雑感は以前のエントリー(もぐらインタビューの回答)にあるとおりです.
 

 ところで、今は福井から帰京する新幹線の中でこのブログを書いていますが、今日は午後から宮地楽器小金井店での特別レッスンをさせていただくのでお時間のある方はぜひ.
 
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 こちらは田舎の写真です.1枚目は今年の父の日に送ったレモンの木です.僕が東京の庭に植えたレモンは3年目の今年も実がなりませんが、父親の手にかかると1年目でこんなにできてしまうという‥今朝の母との散歩はとても気持ち良かったです.
 
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夏休みと週末のコンサート

 気温差の激しい日が続きますが、皆さまお変わりありませんか.僕は7月末から夏期講習やコンクールの審査、各地のレッスンが続いていました.先週は別の用事で実家にも帰省することができたので体調はまずまずです.
 

 さて、今年から大学院の仕事も引き受けることになり、それに伴ってデュオ・二重奏のレッスンを数年ぶりに担当させていただくことになりました.普段はソロのレッスンでなかなか時間が確保できないため、やむを得ずこの夏休みに集中して行っているのですが、大学院生たちの学ぶ意欲にはほんとうに頭の下がる思いです.
 
 自分の話になりますが、僕は音楽と関わる意義や意味のようなものをこれまで何度も何度も更新しながらどうにかピアノを続けているというのが本音で、傍から見られるほどまっしぐらに音楽人生を歩んできたとは思っていません.にもかかわらず、最近は、レッスンや稽古中に過去を振り返って 「自分は10代、20代にこんなにも大切なことを教わっていたのだなぁ‥」 と実感する機会が増えてきました.まぁだからと言ってあの頃に戻りたいとは思いませんが、より精進を重ねて『いつかは誰かの記憶に残るようなメッセージを伝えられる存在でありたい、そんなふうに考えるようにはなりました.仮にそれが実現できたときに、そこにピアノや音楽があったらいいな、と今は素直に感じています.
 

 遅くなりましたが明後日、8月19日(土)のコンサートのご案内をさせていただきます.ピアノフォルテ上大岡にて毎月行っているエキスパートレッスンの受講生による発表会、そして僕のリサイタルを開催させていただきます.チケットのご予約はピアノフォルテ上大岡にお問い合わせいただければ幸いです.今回はハイドン、ドビュッシー、リストと長く演奏している作品をあえて選びました.当日はお話を交えながらお聴きいただきます.

 
ウェブサイトのスケジュールも併せてご覧いただければ幸いです.

 
川村文雄オフィシャルウェブサイト
 
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 それでは皆さまのお越しをおまちしております.

 

手を抜かないこと

 一昨日は三代目 日本青年館竣工記念コンサートに出演させていただきました.関係者の方にお話を伺うと日本青年館ホールはクラシック音楽以外にもさまざまな用途で使用できるとのことでしたが、アコースティックの微細な響きが会場の隅々まで行きわたる素晴らしい音響でした.
 
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 ところで、今回の演奏会に推薦してくださった指揮の河地良智先生とは7年来のお付き合いで、今回が4度目の共演でした.かつて先生から初めてお電話をいただいた時、開口一番「僕は所属や立場や年齢は気にしないけど、とにかく真剣に音楽ができる人を探している」と切り出されたことは今でも強く印象に残っています.
 

 『どんな仕事でも手を抜かないこと』 ― これは河地先生に最初にお会いした頃にいただいたアドヴァイスです.シンプルながらも、当時の僕にとってこの言葉はとても重く響きました.その後、それを実践することの苦しさを身を持って経験し、今、ようやくその苦しみに見合うだけの価値を実感するに至ったように思います.そうした意味でも先生には心から感謝をしています.
 
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 先週、おかげさまで無事に39歳を迎えました.家族だけでも有り難いのに、たくさんの方からお祝いをしていただき、とても恐縮しています.これからも人との繋がりを大切にし、与えられたつとめを果たせるよう精進します.

 
 

近況など

 早いもので7月も半ばを過ぎました.最近はシジュウカラのさえずりが以前のように聞かれなくなりましたが、かわりにセミの鳴き声がちらほらと聞こえます‥今年はどんな夏になるのやら.
 

 さて、今月は神奈川県立弥栄高校にはじまり、美浜町生涯学習センターなびあす、桐朋学園仙台教室、ピアノフォルテ上大岡にて公開レッスン・特別レッスンを行いました.幸か不幸かわかりませんが、ちょうど同じ時期に大学・高校の前期実技試験、桐朋コンペティションの審査が重なったこともあって、この2週間はいつにも増してあっという間に過ぎ去った気がします‥

 

桐朋学園 仙台教室の特別レッスンの様子

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 ところで、7月23日(日)に開催される 三代目 日本青年館竣工記念コンサートですが、こちらは全席指定のご招待で、既にお席が満席となっております.申し訳ございません.尚、他の公演につきましては随時ウェブサイトにて更新して参りますのでそちらをご覧いただければ幸いです.
 

 今週も暑い日が続きそうです、くれぐれもご自愛ください.
 

ライフステージ

 ライフステージという言葉があるように、人生にはさまざまな 「段階」 があり、その都度生きていくうえでの心構えのようなものを更新していかなければならない ― うまく言えませんが、しみじみそう感じるようになりました.今読んでいる本にも 「3年もすれば人は変わる」 と書かれていますが、本当にそう思います.
 

 さて、先週の金曜日、ようやく門下の新入生歓迎会を行うことができました.こんなに遅くなってしまって学生たちには申し訳なかったのですが、今年は何から何まで大学3年生が自主的に動いてくれて頼もしかったです.
 
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 ちなみに、僕が大学の頃はどんな学生だったかという質問があったのですが‥突然聞かれると案外思い出せないものです.冷静に振り返ると、桐朋生時代はとにかく毎日自分のことで精一杯で、友だちもほとんどいなくて、楽しいキャンパスライフとはほぼ無縁だったように思います.というか卒業後も含めて、僕の20代はうんと辛かったのです、、笑 まぁそれがあったからこそ、今の仕事がどうにかこなせているのかもしれませんが.
 
 話を戻すと、今担当させていただいている学生たちを見ていると ― それぞれに悩みを抱えたり、もがき苦しんではいますが ― 先輩後輩といった堅苦しい上下関係を越えて皆よく協力し合っているなと感心します.きっと彼、彼女たちなりにこれからの自身がどう歩むべきかを真剣に考えているのだろうと思います.
 

 最近では 「音大に行ってもつぶしが利かない」 というネガティブなイメージは少しずつ変化してきていると聞きます.僕から見ても、今の音大のカリキュラムをこなしていくためには相当な精神力や人間力が要求されますし、実際、教え子の中には一般の大学に進学した友人が幼く見えると言う子もいます.いい意味で時代が変わってきたのでしょうね.
 

 というわけで、今年の新入生も含め門下生たちには、今後も人生の各段階に課せられる試練から目をそらさずにしっかり頑張って欲しいと切に願います.

 

 週末土日は福井のハーモニーホールふくいにて開館20周年記念 越のルビー音楽祭スペシャルのリハーサルをさせていただきました.今回は地元福井のピアニスト、竹沢友里さんと初めて共演させていただきます.公演の整理券は7月頃から配布されるようです.とてもユニークなコンサートなので是非ご来場いただければ幸いです.
 
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桐朋学園音楽部門 2017年度 夏期講習会のお知らせ

 今年も夏期講習会が近づいてまいりました.今年は7月27日(木)~30日(日)の4日間で、桐朋学園大学音楽学部と桐朋女子高等学校(男女共学)音楽科、そして桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室の夏期講習会のピアノ実技を担当いたします.
 

 下記にそれぞれの講習会の案内が書かれたリンク先を掲載させていただきます.
 
桐朋学園大学音楽学部-夏期講習案内ページ
 
桐朋女子高等学校(男女共学)音楽科-夏期講習案内ページ
 
桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室の夏期講習会 in 調布
 
※全国の子供のための音楽教室在室生が参加できます
 

高校・大学の会場は今年完成したばかりの仙川新校舎、
地下1階、地上4階で大変めずらしい木造建築です.
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 昨年も多くのお申し込みをいただきましたが、今年も若い学生の皆さんと有意義な時間を共有できることを楽しみにしています.お申し込みは既に始まっておりますのでぜひご検討ください!

とにかく前へ

 ポルタDe’ファツィオリの第1回目のレッスンとプロフェッショナルズオーケストラ多摩「2台のピアノと室内オーケストラの楽しみ」を終えました.いずれもたくさんのスタッフ、共演者の皆さまにお世話になりました.レッスンを受講してくださった方々、来場いただいた皆さまにも心から御礼申し上げます.
 

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 ところで、今回のコンサートはすべての作品が僕にとって初のお披露目でした.初めて弾く曲の本番はいくつになっても怖いものです ― もっとも、長く演奏している作品にもそれぞれに 「ままならなさ」 はあるのですが ― 初めての曲を披露する時のそれは格別です.けれども、最近はそうした怖さから逃げたいとはあまり思わなくなりました.
 
 というのも、長くピアニストを続けていくにはいろいろな意味でレパートリーを広げていくことが避けられないのですが、にもかかわらずその怖さから逃げたいなどと思っていること自体がそもそもあべこべであり、まったく割に合わないと確かに気が付いたからです.
 
 少なくとも今の僕にとっては、それは 「長生きはしたいけれども老いの恐怖からは逃れたい」 という悩みに苛まれることと同じくらい無益なことと感じています.少し立ち止まったり、迂回することはあっても、続ける以上はとにかく前へ進む以外に道はないのですから‥むしろ潔く怖さを受けいれて、精一杯を尽くしていくしかないと思うに至りました.
 
 
 今にしてみれば、20代が辛かったのは自分の中にそうした覚悟が足りなかったことが原因の一つかもしれません.いずれにせよこれからは、より前向きに、一層精進しようと思います.