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【年越し】ベルカント カウントダウンコンサートのご案内

 気がつけば師走も残すところあと1週間となりました、皆さま如何お過ごしでしょうか.僕は、今月はふれあい文化子どもスクールに始まり、大学の後期実技試験、コンクールの審査などなど‥かけがえのない行事が休みなく続いていましたが、お蔭様でひと段落し、ようやく胸をなでおろしたところです.
 

 さて、いささか急ではありますが、タイトルの通りカウントダウンコンサートに出演させて頂くことになりました.会場は福井市の足羽山、笏谷石(しゃくだにいし)で知られる元採石場です.こちらに2015年のショパン国際ピアノコンクール時に使用されたファツィオリのピアノを運び込み、ソプラノ歌手の野原広子さんと共演させて頂きます.朝日新聞の記事はこちら →

 

入場料は高校生以上5,000円、チケットはリストランテ カシーナまでお問い合わせください.
 
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こちらは先日、ハーモニーホールふくい大ホールにて行われたふれあいコンサート.
矢代秋雄のピアノ協奏曲を4日間で計7回演奏させて頂き、大変貴重な経験ができました.
子どもたちも本格的なコンサートホールで音楽を愉しんでくれたようで嬉しかったです.
 
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それでは皆さまどうぞ良いクリスマス&週末をお過ごしください!

 
 

さかい九頭竜音楽祭を終えて

 さかい九頭竜音楽祭 フィナーレ スペシャルトリオコンサート はお蔭様で無事に終えることができました.共演してくださったクラリネットの豊永美恵さん、チェロの高木慶太さん、そしていらしてくださった皆さまや音楽祭に関わるすべてのスタッフの方々に感謝します.
 
 僕にとって、今回は今年の中でもとりわけタフなスケジュールだったのですが、懸案だった室内楽(ウェーバーの協奏的大二重奏曲、ブラームスのクラリネット三重奏曲)は今の自分にできる精一杯は尽くせたと思います.反対にピアノソロには課題が多く残りましたが、僕なりに真剣に挑んだ結果なので気持ちの面では今は悔いはありません.
 

 ところで、今回のコンサートでは個人的に嬉しかったことがたくさんありました.同世代の素晴らしいソリストと共演させて頂けたことはもちろんですが、聴きに来られた多くの方々が室内楽を好意的に受け止めてくださったこともその一つです.両親も、「クラリネットのイメージ変わったかも!」とか「チェロの響きがよかったわぁ」と言ってくれたので、初めての曲にしてはまんざらでもなかったのだと思いました.というのも、余談かもしれませんが、僕はもともとクラシック音楽とはまったく無縁の家庭で育ったこともあり、当然ながら父も母もクラシック音楽の知識はほとんど持ち合わせておらず ― 逆に今の僕は 「知識」 が邪魔をしてかえってシンプルに愉しむことができないことが多くて困ってしまうのですが ― そうした意味でヘンな先入観や見栄で聴かない両親の感想はある意味で信用できますし、実際にそれが真実であることも少なくないからです.
 

 ちなみにコンサートの打ち上げは福井駅近くの某寿司屋で、僕が大学生の頃からお付き合いさせて頂いているマエストロと夫人も交えて行われました.移動もあったし、ずっと出ずっぱりのコンサートで公演直後はさすがにもうヘトヘトだったのですが、素晴らしいお寿司や日本酒を堪能しました.こちらは老舗中の老舗で、実は後からわかったことですが、父と母はこのお店で初めて出逢ったそうです.今回はほとんどゆっくり過ごすことができなかったので、またコンサートで帰省した折には今度は両親を連れて行こうと思います.

 

さかい九頭竜音楽祭2016 フィナーレ スペシャルトリオコンサート より
豊永美恵さん / クラリネット(写真左)、高木慶太さん / チェロ(同右)
 
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こちらは父の畑のキャベツと2,3年前から実家をちょくちょく来訪する野良猫
生憎この時は両親が本屋の仕事で出払っていたので、猫にはちくわを一本やりました
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さかい九頭竜音楽祭 スペシャルトリオコンサートのご案内

 最近、徒歩圏内の近所にスズメたちの集まる小さな公園を見つけたのですが、なんというか、スズメは無条件に心が和みますね.ちなみに、スズメが集合する付近には大抵キジバトも居ます.キジバトはドバトと違って群れることがなく、しかもあまりガツガツしていないため、おそらくスズメともうまくやっていけるのでしょう.けれども悲しいかな、ひとたびカラスやヒヨドリが現れれば即刻退散するのは必至‥そんなことを考えながら見ていると、彼らもああ見えて苦労が多いのだろうぁなと思ったり.
 

 さて、先月末は美浜町(福井県)にある生涯学習センターなびあすにて ポルタ De’ ファツィオリ の特別レッスンをさせて頂きました.その翌週末には桐朋学園大学音楽学部附属 子供のための音楽教室 富山教室 にてやはり特別レッスンをさせて頂いたのですが、いずれも有意義な時間を過ごすことができました.レッスンとは関係ありませんが、(新幹線の中から)富山湾を生まれて初めて見ることができました.美浜(若狭湾)と比べると海の色が深くて、同じ日本海でもずいぶん雰囲気が違うのだなぁと感銘を受けました.
 

 ところで、秋も深まり年内のコンサートはいよいよ大詰めです.今月に入ってからは普段のレッスンの仕事に加えて、リハーサル(合わせ)のスケジューリングや自分の練習、その他のイベントの準備等に四苦八苦しましたが、お蔭様でどうにか山は越えました.ここまでくればあとは本番に向けての最後の追い込みで、気力と体力勝負です.
 
 ちなみに、年内の残りのコンサートは明日、11月23日(水・祝)にハートピア春江(福井県)で行われるさかい九頭竜音楽祭のフィナーレ スペシャルトリオコンサート ― 今回はソロのほかに、クラリネットの豊永美恵さん、チェリストの高木慶太さんと室内楽を共演させて頂きます.また、12月6日(火)~9日(金)にはハーモニーホールふくい大ホールにてセントラル愛知交響楽団・京都フィルハーモニー室内合奏団と矢代秋雄のピアノ協奏曲を演奏させて頂きます‥が、残念ながらこちらは県内の小学生のみが対象で、一般公開はされません.

 

というわけで明日、さかい九頭竜音楽祭にて皆さまにお会いできることを楽しみにしています!

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こちらは共演させて頂くトリオのメンバー、そしてオーケストラのリハーサルの様子.
 
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(お知らせ)
2017年1~3月の上大岡エキスパートレッスンの受付は定員に達したため受付を終了させて頂きました.また、その他のイベントのスケジュールも随時川村文雄オフィシャルウェブサイトに更新しております.宜しければそちらも併せてご覧頂ければ幸いです.

 
 

ポルタ De’ ファツィオリ 特別レッスン ご案内

 明日、10月29日(土)に美浜町生涯学習センターなびあす(福井県)にて開催されます.
  
 尚、レッスンはファツィオリを使用しての公開レッスンで、聴講は無料です.
 

<ポルタ De’ ファツィオリ 川村文雄特別レッスンスケジュール>
 09:00~09:45 バッハ / フランス組曲5番 アルマンド, ガヴォット
 10:00~10:45 ブラームス / 2つのラプソディ op. 79より第2番 ト短調
 10:50~11:35 ブラームス / 6つの小品 op. 118より 第2, 3番
 11:40~12:25 ショパン / 練習曲 op. 10-4,25-12 メンデルスゾーン / ファンタジー 第1,3楽章
 (休   憩)
 13:30~14:15 ドビュッシー / 喜びの島
 14:20~15:05 スクリャービン / 幻想ソナタ 第2番 op.19 第1楽章
 15:10~15:55 グラナドス / スペイン舞曲集より 第1,2,5番
 16:00~16:45 ベートーヴェン / ピアノソナタ 第1番 ヘ短調 第1楽章

 

お近くの方は是非、お気軽にお運び頂ければ幸いです.

 
追記:
今週、流行り風邪や寒暖の差で体調を崩す方が続出しています.
僕もちょっと危なかったのですが、皆さまくれぐれもご自愛ください.

 
 

庭の話

 お陰様で先週、母が誕生日を迎えました.最近は周りの方々が折にふれ 「ご両親はお元気ですか?」 と尋ねてくださるので ― まぁ半分くらいは会話の沈黙を埋めるための文句にすぎないのかもしれませんが ― その度に親のことを思い出すことができて嬉しいです.誕生日の夜には母親と久しぶりに電話で話しましたが、相変わらず穏やかに過ごしているようで心が和みました.曰く、還暦を過ぎた頃はすっかりくたびれたて気落ちしていたけれど、どういうわけかここへきてちょっと元気になってきたような感じがする‥と.人生わからないもんですね.
 

 さて、夕方までしばらくぶりのお休みだったので、今朝は今年4度目の庭の草むしりをしました.けっきょく今年は野菜らしい野菜を作らなかったため、庭仕事もほとんどせず‥夏にはあらゆる雑草が盛んに生い茂ってジャングルのようになってしまって.そのせいかはわかりませんが、コオロギが例年よりうんと多くなった気がします.ちなみに昨年はバッタとナメクジが急に増え、それに合わせるかのように今年は屋内外のあらゆる場所でヤモリを、また、今朝は、以前に刈った雑草の山の下でダンゴムシと寄り添うように丸くなっているコウガイビルをたくさん見かけました.ちなみにコウガイビルはヒルという名がついていますが、プラナリア?の仲間で血を吸うことはないそうです.おそらく今年から初めてうちの庭に住み着くようになったのですが、ナメクジやミミズを目当てにどこかからかやってきたのだと思います.というか野菜を作らずとも十分にぎやかな庭ですね.
 

コウガイビル(右)、苦手な方はクリックしないでください.
 
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 ところで今年もレモンの実が生りませんでした.苗木を植えてもう丸3年になりますが、木そのものはちょうど倍くらいに成長したものの、まだ花が咲くだけで実はつきません.まぁゆったり待つことにもそれなりの愉しみがあるし、このまま実が採れなくてもそれはそれで良いのかしら?と今は思ったりしていますが、来年の春にはまた(今年こそはと)意気込んで肥料なんか買ってくるに決まっています.
 

ネームプレートがなければなんだかよくわからない‥
 
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 もう一つ、庭の話題.4年ほど前から切っても切っても伸びていく雑草があって、とうとうある時期からは諦めて放置していたのですが、それが気がついたらグングン育って、あれよあれよという間に3メートルを超える立派な木になってしまって、、汗 エアコンの室外機を圧迫して危ないので、今朝方ホームセンターで買ってきたばかりのノコギリで心を鬼にして伐採しました.ノコギリを扱うのは高校生以来だと思いますが、案外すんなりといきました.でも、木にはちゃんと年輪があって、それを見たらちょっと胸が痛みました.しばらく乾燥させた後に、なにか良い使い道がないか考えようと思います.
 

それにしてもこれは一体なんの木でしょうかね.どなたかわかりますか?
 
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こちらは日当たりの悪い反対側の庭にもともと自生しているホトトギス.
越してきた頃はどぎつくて嫌いでしたが、今はだいぶ好きになりました.
 
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以上、庭の話でした.

 
 

ヤマノピアノフェスティバルの総評、その他

 急に涼しくなりましたね.毎年、だんだんと暖かくなる季節には役目を終えたはずのストーブに再び登場してもらうなんてことを2, 3度繰り返してしまうのですが、逆に寒くなっていく時期には雪国根性がはたらいてしまってヘンに出し惜しみしてしまって.一発風邪でもひかない限りはストーブなど出すものか、という不毛なバトルがまた今年も始まった感がします.ただ、いつになく、あっけなくストーブのぬくもりに負けそうな予感もします.なんだか寂しい気もしますが、年を重ねた証ということで‥
 

 さて、先ずは昨日おとといの話から.ご縁で銀座山野楽器ヤマノピアノフェスティバル2016 の審査(曳舟文化センター)をさせて頂きました.これがすごく良かった.正直に言うと、ジャッジをくだすという意味で、僕はいわゆる審査員にはあまり向いていない性格だと自分で思っていて、けれども依頼があるということはそういう審査員がいることにもなにがしかの意味はあるのだろうと勝手にこじつけて頑張っちゃうタイプです.でも、今回は2日間の全部門を通してそうした屁理屈が必要なかった、そこが素晴らしいと思いました.
 
 ‥なんて、すごく自分勝手なことを書いていますが、敢えて具体的な点を一つ挙げるとすれば、出場者の指導をされている先生方の心の広さです.もちろん直接お目にかかったわけではありませんし、僕は先生方のお名前すら存知上げません.けれどもそれは参加している皆さんの演奏を通して十分に感じ取ることができました.まぁ実際にステージで弾く側はそれどころじゃないのでしょうが ― 僕もプレイヤーだからその気持ちも痛いほどわかる ― それにしてもこうした指導者の下で音楽が学べるって幸せなことなんだろうなぁと何度も感慨深く思いました.
 

 ちなみに各部の審査後には参加者の演奏に対する総評をお伝えする時間があるのですが、昨日の最後の部 (中学生部門) でお話させて頂くにあたって、直前に書き留めたメモがあるので、それを基にこちらにもその内容を記しておこうと思います.

 

─ はじめ ─

 皆さん、今日は本当にお疲れさまでした。先ずは、昨日からですが、本当に多種多様な、バラエティに富んだ演奏を聴かせて頂くことができ、ちょっとしたコンサートに来ているかのような有意義な時間を過ごせたことにとても感謝しています。有り難うございました。

 さて、おそらく今回演奏された皆さんはきっと今後も長くピアノを続けていかれる、僕はそう信じています。そのうえで、どのようにピアノと関わっていくのかはもちろん人それぞれだと思いますが、僕のほうから、2つお願いしたいことをお話させて頂きます。
 
 まず1つは、 どうしたらより良い演奏ができるかということをこれからも考えていくということ。 演奏というのは、基本的にコミュニケーションだと僕は思っているんですね。ですので、そこにはかならずそれを受け取る相手がいます。 自分自身が今よりもより良い演奏を心がけていくことで、同時に、音楽というものが相手にも深く伝わっていく。実に単純なことですが、とても大切なことだと思います。 まぁ今の現状に満足することなく、是非、より良くなるにはどうしたらいいかということを考えながらピアノと向き合って欲しい‥ということです。
 
 それから2つめは、自分なりの楽しみ。ピアノと関わっていく中で、そこに自分なりの楽しめる要素を見つけていくということです。やっぱり、長く続けていくためにも、いつもどこか楽しめるものを持っておくことが重要です。それがなくなってしまうと続けるほどにしんどくなってしまうと思います。だから、 その時その時に、何でもいいからピアノや音楽の中に自分なりに楽しめるものを見つけていく努力をしてほしい と思います。
 
 ところで、今日は審査会ということで、そもそも僕は人を評価することが苦手なのですが、そうは言っても受賞者を決めないといけないので点数を点けながら聴かせて頂きました。ただ、誤解をして頂きたくないのは、決して僕は(皆さんの演奏が) 「賞に値するかどうか」 という基準だけで聴いているわけではないということです。もしも僕が 「何ができているか、何ができていないか」 という聴き方をしてしまうと、やっぱり音楽作品そのものの多様性というか、価値も広がっていかない。僕が特に聴きながら注目していることは、そうではなくて、 今、(演奏している)皆さんがその作品に対して何を感じているか、或いは普段からその作品とどう向き合ってここまで勉強を積み上げてこられたのか ということです。実はそれは演奏を通してはっきりと伝わってくるんですね。ですので、先ほど僕は自分なりの楽しみを見つけてくださいってお話しましたけれども、例えばただバリバリ弾くだけとか、楽譜どおりに、ただ書かれていることを守るだけの演奏で満足はしてほしくないんですね。
 
  僕のすごく好きな言葉に 「音楽は鳴り響く音の中にある」 という言葉あります。これはどういうことかというと、もちろん楽譜は大切なんですけれども、楽譜そのものは音楽じゃないんだよという、ある種の戒めが込められたメッセージ。 これ、実はある作曲家が言っていて、僕の知り合いの作曲家にも訊いてみたんですが、皆さん同じ意見なので、たぶん間違っていないと思うのですが、やっぱり、楽譜は楽譜なんです。たとえばそこにf(フォルテ)と書いてあっても、そこに f と書いてあるから 「強く」 弾くんじゃないんです。僕も、普段レッスンをしている中で、余裕がなくなってくるとつい、 「そこ、cresc. って書いてあるでしょ?」 って言ってしまうのですが、それで生徒もはいわかりましたってな感じでcresc. してくれるんですけど、よくよく考えると、これすごくヘンなことで、書いてあるからcresc. するんじゃないんですね。作曲家はそこに何かの理由があってcresc. を書いている。だから、その記号の先にある作曲家の意図や作品の中での意味といったものを考えることなくただ記号を記号として守るだけではやはり十分な魅力が弾きだせない。
 
 ちょっと、例えは変わるのですが、今日はお昼前に少し外出をさせて頂きました。それで外を歩いていたら、すごく涼しくなってきたなぁと感じたんですね。おそらく20度くらい?だったと思うのですが。今、この時期だから、20度というのが僕にとってはかなり涼しいと感じるんですけれども、あと3ヶ月ぐらいしてから日中の気温がもし20度だとしたら、たぶん、あったかいって感じると思うんです。
 
 何を言いたいかというと、20度というのはやっぱり記号でしかなくて。つまり、それを、 何を基準に捉えていくかによって楽譜上のいろいろな記号や音譜の音楽的な意味が変わってくる ということです。ここは、是非、皆さんにも想像して頂きたい。たとえばドミソという和音があったとして、そのドミソはいつも同じドミソとは限らない。何調のドミソなのか、或いはその前後の音の響きをよく耳を澄まして聴いてみることで、もしかしたら、ちょっと思っていたドミソとは異なるニュアンスに感じられるかもしれない。そういったことを 深く掘り下げたり、いろいろに想像しなが作曲家や作品に共感していく。これってやっぱり人間が獲得した本当に素晴らしい感性だと思うんです。
 
 そういった観点から今日演奏された作品を見直していくこともおもしろいと思うし、また、これから逆に演奏を聴く機会にも恵まれると思いますのが、そんな時に 「この人は何を感じたり、この作品とどう向き合っているのだろう?」 というふうに、想像しながら、音楽の楽しみ方を広げていって頂けたら‥と、そんなふうに思います。(新しい感覚を得るために)最初はぎこちなく感じる部分もあるかもしれませんが、どうかまた、いつか今日のこのお話を思い出して頂ければ幸いです。有り難うございました。
 
─ おわり ─

 

 さかのぼって、先々週の金曜日から月曜にかけて、徳島と福岡に行ってきました.ちなみに徳島にはコンサートの前夜からニ泊、その後いったん東京に戻って、翌日の福岡は日帰り.もちろんお仕事だったのですが、まぁどこもかしこもつつがなく移動することができたのでほんとうに便利で有り難い時代だなぁと一人で妙に感動したりしました.ちなみに今回はホームコンサートも含めて3回の演奏と公開レッスン、そしてミニ講座を行いました.いずれもあっという間に終わってしまって、もう少しゆっくりしたかったなぁとつくづく名残惜しかったです.

 

行く度に何とも言えない懐かしさがこみ上げる徳島、両親が来なかったのがとっても残念!
 
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福岡は8年ぶりで今回は日本ピアノ教育連盟九州北部支部の公開レッスンをさせて頂きました.
 
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公演・イベントのお知らせ

 今年も残り3カ月を切りました.時が過ぎるのが年々早くなっているように感じて仕方がないのですが、一方で練習ノートや読書記録を読み返すと半年前のことが1年半とか2年くらいの前のことのように思えるから不思議です.どっちがほんとなんでしょうね?笑
 

 さて、年内の公演・イベント(非公開のものを除く)と2017年1~3月のエキスパートレッスンのお知らせをさせて頂きます.尚、詳細はオフィシャルウェブサイトのスケジュールをご覧頂ければ幸いです.
 

〇第108回 田園コンサート 川村文雄・沼澤淑音ピアノコンサート
 日時: 2016年10月8日(土)19時00分開演
 会場: ケアハウス田園 4F 田園ホール(徳島県徳島市)
 曲目:
  J. S. バッハ / パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV 825
  モーツァルト / ソナタ ハ長調 K. 330
  シベリウス / 樅軒の木 op. 75-5
  ショパン / 幻想ポロネーズ 変イ長調 op. 61
 入場料: 2,000円
 お申込み: ケアハウス田園 TEL 088-633-6567
 

〇日本ピアノ教育連盟九州北部支部 第33回ピアノオーディションのための課題曲公開レッスンと講座
 日時: 2016年10月10日(月・祝)13時00分~17時00分
 会場: ヤマハ天神センター(福岡県福岡市)曲目:JⅠ部門 13時00分~課題J14
  JⅡ部門 14時00分~課題J24
  A部門  15時00分~課題A3
  B部門  16時00分~課題B3
 入場料: 一般 2,000円 学生・連盟会員 1,500円 定員100名
 お申込み: JPTA九州北部支部 TEL 092-761-4490
 

〇ヤマノ ジュニア ピアノフェスティバル 2016(審査会)
 日時: 2016年10月15日(土)11時00分開演, 16日(日)10時00分開演
 会場: 曳舟文化センター (東京都墨田区)
 予定: 10月15日(土)A部門 C部門 10月16日(日)プレA部門 B部門 D部門
 ※終演は15日(土)20時00分頃、16日(日)20時00分過ぎを予定しています
 

〇ポルタ De ファツィオリ 川村文雄 特別レッスン
 日時: 2016年10月29日(土)
 会場: 美浜町生涯学習センターなびあす ホール (福井県三方郡)
 受講曲: 決まり次第ウェブサイトに掲載させて頂きます
 入場料: 無料
 

〇さかい九頭竜音楽祭 フィナーレ スペシャルトリオコンサート
 日時: 2016年11月23日(水・祝)19時00分開演
 会場: ハートピア春江 大ホール (福井県坂井市)
 曲目:
  J. S. バッハ / パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV 825
  ウェーバー / 協奏的大二重奏曲 変ホ長調 op. 48
  ブラームス / クラリネット三重奏曲 イ短調 op. 114
  Pf:川村文雄 Cl:豊永美恵 Vc:高木慶太
 入場料: 一般1,500円 高校生500円
 お申込み: <ハートピア春江> Tel(0776)51-8800 Fax(0776)51-8950
 

〇ピアノフォルテ上大岡 エキスパートレッスン 2016′ vol. 10~12
 日時: 2017年1月15日(日)、2月4日(土)、3月4日(土)いずれも10時00分~
 会場: ピアノフォルテ上大岡サロン (神奈川県横浜市)
 お申込み: お申込み開始は2016年11月7日(月)10時00分~となっております
  ※1回のお電話でのお申込みは、お一人分(3カ月分まで)のみとさせていただきます
  ※レッスンの詳細はピアノフォルテ上大岡のサイトをご覧ください
   http://www.yamahamusic.jp/shop/kamioooka/p/lessonkawamura
 受講料: 16,200円(1回/60分)
 お申込み: ピアノフォルテ上大岡 TEL 045-716-4560 フリーダイヤル 0800-888-4560
  ※年内(2016年10~12月)のエキスパートレッスンは定員に達したため受付を終了しています

 

 それではまた、各会場で皆さまにお会いできることを楽しみにしています!
 

先月、朝の散歩中にとても珍しいドバトに遭遇しました.
白やマーブル、薄茶は時折り見かけますがダークブラウンは初めて.
 
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おしゃべりと対話

 昨日は特別講師を務める大野ピアノメソッドの勉強会がありました.
 
 毎回、参加者の方々には演奏を披露して頂いた後に講師 (スタッフ) と共に作品や演奏のあり方について意見を交わす歓談の場を設けているのですが、昨日はそれがとても和やかに進行できたことが印象的でした.ゆったりとしていながら、なめらかで心地の良い時間‥ 「対話」 という言葉がこれほどしっくりくるのも本当に久しぶりで、参加してくださった皆さんともっといろいろな話をしてみたいと素直に思えました.
 

 考えてもみれば、一方的に何かを言うだけならこれほどラクなことはありません.「おしゃべり」 なんかはその典型.たまに今日は楽しいおしゃべりができたなぁと思えることはあるけれど、おしゃべりは所詮はおしゃべり ― 愚痴を吐こうが正義を語ろうが、みんなただ言うだけの 「言いっぱなし」. ただ言うだけで、言ったそばからどんどん忘れていけばそりゃ楽しいに決まっています.でもおしゃべりって、案外自分がしゃべっている時には一生懸命でも、他人の話になるとさほど親身に聞いていないのではないでしょうか?
 
 そういう意味で 「対話」 は正反対です.もっとも大きく異なるのは自分が話すことよりも他人の話にていねいに耳を傾けている点.耳を傾けるといっても今の自分の価値観に照らし合わせながら聞いているのではありません.何が正しいとか間違っているとか、そういう結論はさておき、目の前にいる相手の言葉の一つ一つをゆっくりと咀嚼しながらその真意を汲みとる ― 本来、他人の話を聞くってそういうことなんだろうけど、時間に追われていたり、心にゆとりがなかったり、他にも条件が揃っていなければなかなかできることではないのかもしれませんね ― いずれにせよ、対話の良いところはお互いにお互いを尊重し、それぞれの想いを共有したり、どうしたらより良くなるかを一緒に考えられることではないかと思います
 

 まぁおしゃべりは何も残らないところがその魅力なのかもしれませんが、対話は逆に相手や自分の心に刻まれていくこともあると思います.そう考えると有意義な対話を重ねていくことには、お互いの感性を刺激したり、人生を豊かにしてくれる可能性がたくさんあるように感じます

 

大野ピアノメソッド勉強会にて@すみだチェリーホール

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那須高原

 桐朋学園大学の後期実技レッスンを再開して2週間余り.学生等はいつもと変わらず無邪気な演奏を聴かせてくれていますが、季節はすっかり秋めいてきました.僕のほうも相変わらずで、まぁそれなりにいそがしくしていますが、涼しくなってきたお陰で体調はまずまずです.
 

 さて、少し日が経ってしまいましたが、先日 (←白寿ホールのコンサートの翌日です) 両親と一緒に那須高原まで足を伸ばしました.下の写真は父親の運転するレンタカーで生まれてはじめて体験したサファリパーク.メスのライオンが追いかけてきた時にはさすがにヒヤっとしましたが、檻や垣根がないせいか、近づいてくる動物たちはみな久しぶりに再会する古い友人のようにも思えて非常に愉快でした.
 
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 そして昼食前には軽い登山.実はこの日の予報は雨だったのですが、ちょうど茶臼岳の麓に着く頃にはお天気になって母親が静かに大喜びしていました.他にも吊り橋を渡ったり道の駅をひやかしたりと思い出に残る一日を過ごしました.
 
 活火山なので牛ヶ首付近はあちこち蒸気が上がっていますが、あたりは石ころと背丈の低い植物が自生するだけでがらんとしています.しばらくそこに佇んでいると自然と心が空っぽになっていく気がしてとても心地よかったです.
 
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 早いもので今年もあと3ヶ月と少しですね.10月からはコンサートや審査が続くので、また心を新たに頑張ります.皆さまもくれぐれもご自愛ください.
 

 追記
 3年ほど続けた twitter を一昨日やめました.こちらは一応のご報告まで.

 
 

コンサートを終え、休息‥

 松波恵子 川村文雄 デュオ@白寿ホールにいらしてくださった皆さま、有り難うございました.終演後にお会い出来なかった方もいらっしゃったのでこの場を借りて御礼申し上げます.
 

 さて、約1年3カ月ぶりとなる今回の演奏会は、J.S.バッハのパルティータに始まり、ベートヴェンのチェロソナタ第2番、ラフマニノフの前奏曲・チェロソナタと時代を越えた名曲・大曲の続くプログラム ─ 本質的なことではありませんが、ラフマニノフの前奏曲以外はこの春ごろから譜読みを始めたこともあって、今回のプログラミングは僕にとってはちょっとしたチャレンジでもありました ─ それだけに、今は演奏が終わってホッとしているのと、(短い期間とはいえ)多くの時間を費やして向き合ってきた作品から離れるのが少々寂しい‥そんな気持ちが入り混じっています.
 

 演奏会そのものについては前回と同じく、しばらくは振り返れそうにありません.というか、振り返ることをしないうちにまた次回が来てしまうかもしれません.まぁそれならそれで良しとしましょう.

 

 ちなみに今日は一日、両親と共に水入らずで過ごす予定です.遠足前の子どもではありませんが、それが楽しみで今朝は自分でも驚くほど早起きしてしまいました、、汗 まだはっきりとは決めていませんが、たまには東京を離れてのんびりするのもいいかなと考えています.

 

 というわけで、皆さまもどうぞ良い休日をお過ごしください.

 

リハーサルの一コマ、最終的なバランスをチェックしているところです.
 
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