Latest Publications

公開マスタークラス 聴講生募集のお知らせ

 寒い日が続きます、皆さまいかがお過ごしでしょうか.僕は相変わらずというか、せわしい日々を過ごしてはいますがお蔭様で元気です.
 

 さて、今日は締切が近いイベントの告知をさせて頂きます.詳細やお申込み方法はfacebookの公式ページに掲載されていますが、ご質問等は僕のウェブサイトでも受け付けます. 
 

大野ピアノメソッド ~子供のためのピアノ教室・大人のためのピアノ教室~
【川村文雄特別講師 公開マスタークラス 聴講生募集】
 
■ 日時:2017年2月5日(日)10時00分~16時30分(予定)
■ 場所:すみだチェリーホール
■ 聴講料:¥3,000
■ 定員:30名
※お申込みは大野ピアノメソッド会員及び会員のお知り合いの方のみとさせていただきます
※事前予約制。
■ お申込方法
facebookの公式ページをご覧ください
■ お申込期間
2017年1月13日(金)~2017年1月20日(金)
※受付は先着順とさせていただきます。定員に達し次第締め切りとなります

 

皆さまのお越しをお待ちしております、どうぞ宜しくお願い致します.

 
 

明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます、本年もどうぞ宜しくお願い致します.
 
 皆さまはどのようなお正月を迎えられましたか.僕は年越しのコンサートを終え、元旦のうちに東京に戻りました.正直、もう少し実家でゆっくり過ごしたかったのですが‥現実に即して考えるとそうもいかないため、後ろ髪を引かれる思いで東京に戻りました.
 

 さて、大晦日のカウントダウンコンサートはお陰さまで盛況のうちに終わりました.会場である太陽の広場は、笏谷石の元採石場に宿る先人たちの知恵と現代ピアノの最高峰でもあるファツィオリの高い技術力、そして野原さんの清らかなベルカントが一つとなって、とても神秘的な空間に変貌しました ― お客さまだけでなく、主催者やスタッフまでもが皆一様に深く心動かされていた様子が今も脳裏に焼きついて離れません.
 

第一部では創業100年を迎えられた越前石株式会社の福島喜衞さんがご挨拶
第二部でご一緒させて頂いたソプラノの野原広子さんとは今回が初共演です
 
kawamurafumio_20161231a kawamurafumio_20161231b kawamurafumio_20161231c
 

~コンサートの演目(追記)~
 
・J.S. バッハ / コラール前奏曲 「主よ、われ汝に呼ばわる」BWV 639 ※
・カッチーニ / アマリッリ
・ヘンデル / 樹木の下で
・レスピーギ / 舞踏への誘い
・レオンカヴァルロ / 春
・ラフマニノフ / 前奏曲 嬰ハ短調 op. 3-2 『鐘』※
・山田耕筰 / 鐘が鳴ります
・越谷達之助 / 初恋
・ヴェルディ / オペラ「アイーダ」 より 『勝ちて帰れ』
・マスカーニ / 間奏曲 ※
・プッチーニ / オペラ 「ラ・ボエーム」 より 『私の名はミミ』 
・プッチーニ / オペラ 「ジャンニ・スキッキ」 より 『私のお父さん』
 
※ピアノ・ソロ演奏

 

 コンサートに関わったスタッフの熱い想いと、多くの方々のお力によって、一年の終わりにこのような意義深い経験をさせて頂けたことに心から感謝を申し上げます.
 
 同時に、今、音楽にたずさわる一人の人間として、日頃からより感覚を研ぎ澄まして生きていく必要があると痛切に感じています.こんなありふれた言葉ではかえって陳腐に聞こえてしまうかもしれませんが、これまで以上に時間を大切にして精進を重ねる所存です.
 

 本年も皆さまにとって幸せに満ちた輝かしい一年となりますようお祈り申し上げます.

 
 

洞窟にて2016年を振り返る

 明日のコンサートに合わせて福井入りしました.さっそくソプラノ歌手の野原広子さんとリハーサルをご一緒し、会場の下見をしてきたところです.
 

 先日もご案内させて頂きましたが、年越しコンサートは滅多に公開されない足羽山の洞窟 (石切り場) で行われます.手彫りの洞窟で1000年とも1500年とも言われる歴史ある洞窟内は思ったよりも暖かく、コンサートホールとも教会ともまるで異なる素晴らしい響きでした.
 
 今日は入り口から150メートル付近(会場となる「太陽の広場」がある場所)までしか拝見しませんでしたが、天井から滴る水の音にはまるでタイムスリップしたかのような悠久を感じました.残念ながら明日は当日券の販売がありませんが、あと数時間ほどは受け付けているそうです.

 

明日の朝、こちらにショパンコンクールで使われたファツィオリのフルコンが搬入されます.
 
kawamurafumio_20161230a kawamurafumio_20161230b

 

 さて、2016年もあと一日となりました.去年の暮れには 「親孝行だけして、残りは体調を整えることを最優先に―」 と書きましたが、今回も概ね同じ心境です.ちなみに今年は昨年以上に仕事が忙しかったものの、そのお陰で(?)これまでの人生でもっともたくさん読書ができました.昔は本を読んでもちっともおもしろくなかったのに、今になって読書にのめり込むとは何とも皮肉です‥
 
 余談ですが、普段は主に思想や哲学の本を中心に読み漁っているため、いわゆる小説は集中力が持続しなくて途中で挫折してしまうのですが、最近読んだ「沈黙」 (遠藤周作) はここ何年かぶりに最後まで読むことができました.
 

 何はともあれ、日ごろから支えてくださっている皆さまのお陰で今年も無事に乗り切る事ができそうです.心より感謝申し上げます.また来年も体調に気をつけながらさまざまなことにチャレンジして参りますので、引き続き応援して頂ければ幸いです.

 

 末筆ながら皆さまが健やかなる新年を迎えられることをお祈り申し上げます.
 
 今年も一年、有り難うございました.

 
 

クラスコンサート vol. 8 のご案内

 今年もいよいよ押し迫ってきました.さて、来年もまたカワイ表参道 コンサートサロン 『パウゼ』 にてクラスコンサートを開催させて頂きます.第8回となる今回は特別ゲストにチェリストの松波恵子先生をお迎えして、チェロとピアノのための名曲もお披露目する予定です.下記にプログラムを掲載致しますので、お時間のある方は是非お運びください.尚、入場料はすべて無料です.

 

< 川村文雄門下生によるクラスコンサート vol. 8 >
 
日時:2017年1月7日(土)10時00分~20時30分(予定)
会場:カワイ表参道 コンサートサロン 『パウゼ』
 

【第1部】 10時00分~
 
トンプソン / モーツァルトの曲から
バルトーク / 「子供のために (BB53 / Sz42)」 より 「遊び」
ギロック / 「はじめてのギロック」 より 「インディアンの踊り」
J.S.バッハ / シンフォニア 第11番 ト短調
シューベルト / 即興曲 変イ長調 op. 90-4
シューベルト / ピアノ・ソナタ イ長調 D664 第1, 2楽章
シューマン / ウィーンの謝肉祭の道化 op. 26 第1曲 アレグロ
グリーグ / ピアノ・ソナタ ホ短調 op. 7 第1, 2楽章
フォーレ / 舟歌 第1番 イ短調 op. 26
シューマン / 謝肉祭 op. 9 より
スクリャービン / ピアノ・ソナタ 第4番 嬰ヘ長調 op. 30
ショパン / バラード 第4番 ヘ短調 op. 52
ショパン / ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 op. 44 (一部省略)
 
- Pause -
 
シューマン / 3つのロマンス op. 28 より 第3番
シューマン / 子供の情景 op. 15 より
モーツァルト / コジ・ファン・トゥッテより「男たちに!兵士たちに」(声楽)
チマーラ / 郷愁(声楽)
プッチーニ / あなたの愛の呼ぶ声に(声楽)
モーツァルト / ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調 K283 第1楽章(一部省略)
J.S.バッハ / インヴェンション 第4番 ニ短調 BWV 775
ショパン / ワルツ 第9番 変イ長調 op. 69-1 『別れのワルツ』
ラヴェル / ソナチネ 嬰ヘ短調 第1楽章
ショパン / スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 op. 39
 
- Pause -
 
ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 op. 2-3 第1楽章
ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 op. 2-3 第3, 4楽章
ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 「ワルトシュタイン」 op. 53
リスト / ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ヘ短調
ショパン / スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 op. 39
ショパン / バラード 第4番 ヘ短調 op. 52
 

【 ゲストコンサート 】 16時00分~
 
メンデルスゾーン / 無言歌 ニ長調 op. 109
サン=サーンス / 白鳥
ショパン / 序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 op. 3
演奏:松波 恵子(チェロ・特別ゲスト) 川村 文雄(ピアノ)
 

【第2部】 17時00分~
 
スクリャービン / 5つの前奏曲より 第1番 ロ長調 op. 16-1
ラフマニノフ / 幻想的小品集より 第1番 変ホ短調 op. 3-1 エレジー
ショパン / ノクターン 第2番 変ホ長調 op. 9-2
ショパン / ノクターン 第8番 変ニ長調op. 27-2
ショパン / ノクターン 第13番 ハ短調 op. 48-1
ドビュッシー / 前奏曲集 第2巻より 「月の光の降り注ぐテラス」
プロコフィエフ / 練習曲 ハ短調 op. 2-4
リスト / ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調
ショパン / バラード 第1番 ト短調 op. 23
ショパン / 幻想曲 ヘ短調 op. 49
ショパン / 幻想ポロネーズ 変イ長調 op. 61
 
- Pause -
 
ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 op. 10 より 第1, 2楽章
シューベルト / 即興曲 op. 90 第1番 ハ短調
シューマン / 幻想小曲集 op. 12 より 第1曲〜第4曲
リスト / エステ荘の噴水
リスト / 「巡礼の年 第1年 スイス」 より 「オーベルマンの谷」
ショパン / バラード 第4番 へ短調 op. 52
ベルク / ピアノ・ソナタ op. 1

 
※曲目や演奏順は予告なく変更になる場合がありますのでご了承ください

 
 

【年越し】ベルカント カウントダウンコンサートのご案内

 気がつけば師走も残すところあと1週間となりました、皆さま如何お過ごしでしょうか.僕は、今月はふれあい文化子どもスクールに始まり、大学の後期実技試験、コンクールの審査などなど‥かけがえのない行事が休みなく続いていましたが、お蔭様でひと段落し、ようやく胸をなでおろしたところです.
 

 さて、いささか急ではありますが、タイトルの通りカウントダウンコンサートに出演させて頂くことになりました.会場は福井市の足羽山、笏谷石(しゃくだにいし)で知られる元採石場です.こちらに2015年のショパン国際ピアノコンクール時に使用されたファツィオリのピアノを運び込み、ソプラノ歌手の野原広子さんと共演させて頂きます.朝日新聞の記事はこちら →

 

入場料は高校生以上5,000円、チケットはリストランテ カシーナまでお問い合わせください.
 
20161231

 

こちらは先日、ハーモニーホールふくい大ホールにて行われたふれあいコンサート.
矢代秋雄のピアノ協奏曲を4日間で計7回演奏させて頂き、大変貴重な経験ができました.
子どもたちも本格的なコンサートホールで音楽を愉しんでくれたようで嬉しかったです.
 
kawamurafumio_20161209a

 
 

それでは皆さまどうぞ良いクリスマス&週末をお過ごしください!

 
 

さかい九頭竜音楽祭を終えて

 さかい九頭竜音楽祭 フィナーレ スペシャルトリオコンサート はお蔭様で無事に終えることができました.共演してくださったクラリネットの豊永美恵さん、チェロの高木慶太さん、そしていらしてくださった皆さまや音楽祭に関わるすべてのスタッフの方々に感謝します.
 
 僕にとって、今回は今年の中でもとりわけタフなスケジュールだったのですが、懸案だった室内楽(ウェーバーの協奏的大二重奏曲、ブラームスのクラリネット三重奏曲)は今の自分にできる精一杯は尽くせたと思います.反対にピアノソロには課題が多く残りましたが、僕なりに真剣に挑んだ結果なので気持ちの面では今は悔いはありません.
 

 ところで、今回のコンサートでは個人的に嬉しかったことがたくさんありました.同世代の素晴らしいソリストと共演させて頂けたことはもちろんですが、聴きに来られた多くの方々が室内楽を好意的に受け止めてくださったこともその一つです.両親も、「クラリネットのイメージ変わったかも!」とか「チェロの響きがよかったわぁ」と言ってくれたので、初めての曲にしてはまんざらでもなかったのだと思いました.というのも、余談かもしれませんが、僕はもともとクラシック音楽とはまったく無縁の家庭で育ったこともあり、当然ながら父も母もクラシック音楽の知識はほとんど持ち合わせておらず ― 逆に今の僕は 「知識」 が邪魔をしてかえってシンプルに愉しむことができないことが多くて困ってしまうのですが ― そうした意味でヘンな先入観や見栄で聴かない両親の感想はある意味で信用できますし、実際にそれが真実であることも少なくないからです.
 

 ちなみにコンサートの打ち上げは福井駅近くの某寿司屋で、僕が大学生の頃からお付き合いさせて頂いているマエストロと夫人も交えて行われました.移動もあったし、ずっと出ずっぱりのコンサートで公演直後はさすがにもうヘトヘトだったのですが、素晴らしいお寿司や日本酒を堪能しました.こちらは老舗中の老舗で、実は後からわかったことですが、父と母はこのお店で初めて出逢ったそうです.今回はほとんどゆっくり過ごすことができなかったので、またコンサートで帰省した折には今度は両親を連れて行こうと思います.

 

さかい九頭竜音楽祭2016 フィナーレ スペシャルトリオコンサート より
豊永美恵さん / クラリネット(写真左)、高木慶太さん / チェロ(同右)
 
kawamurafumio_20161123

 

こちらは父の畑のキャベツと2,3年前から実家をちょくちょく来訪する野良猫
生憎この時は両親が本屋の仕事で出払っていたので、猫にはちくわを一本やりました
kawamurafumio_20161124a kawamurafumio_20161124b

 
 

さかい九頭竜音楽祭 スペシャルトリオコンサートのご案内

 最近、徒歩圏内の近所にスズメたちの集まる小さな公園を見つけたのですが、なんというか、スズメは無条件に心が和みますね.ちなみに、スズメが集合する付近には大抵キジバトも居ます.キジバトはドバトと違って群れることがなく、しかもあまりガツガツしていないため、おそらくスズメともうまくやっていけるのでしょう.けれども悲しいかな、ひとたびカラスやヒヨドリが現れれば即刻退散するのは必至‥そんなことを考えながら見ていると、彼らもああ見えて苦労が多いのだろうぁなと思ったり.
 

 さて、先月末は美浜町(福井県)にある生涯学習センターなびあすにて ポルタ De’ ファツィオリ の特別レッスンをさせて頂きました.その翌週末には桐朋学園大学音楽学部附属 子供のための音楽教室 富山教室 にてやはり特別レッスンをさせて頂いたのですが、いずれも有意義な時間を過ごすことができました.レッスンとは関係ありませんが、(新幹線の中から)富山湾を生まれて初めて見ることができました.美浜(若狭湾)と比べると海の色が深くて、同じ日本海でもずいぶん雰囲気が違うのだなぁと感銘を受けました.
 

 ところで、秋も深まり年内のコンサートはいよいよ大詰めです.今月に入ってからは普段のレッスンの仕事に加えて、リハーサル(合わせ)のスケジューリングや自分の練習、その他のイベントの準備等に四苦八苦しましたが、お蔭様でどうにか山は越えました.ここまでくればあとは本番に向けての最後の追い込みで、気力と体力勝負です.
 
 ちなみに、年内の残りのコンサートは明日、11月23日(水・祝)にハートピア春江(福井県)で行われるさかい九頭竜音楽祭のフィナーレ スペシャルトリオコンサート ― 今回はソロのほかに、クラリネットの豊永美恵さん、チェリストの高木慶太さんと室内楽を共演させて頂きます.また、12月6日(火)~9日(金)にはハーモニーホールふくい大ホールにてセントラル愛知交響楽団・京都フィルハーモニー室内合奏団と矢代秋雄のピアノ協奏曲を演奏させて頂きます‥が、残念ながらこちらは県内の小学生のみが対象で、一般公開はされません.

 

というわけで明日、さかい九頭竜音楽祭にて皆さまにお会いできることを楽しみにしています!

20161123 20111123b

 

こちらは共演させて頂くトリオのメンバー、そしてオーケストラのリハーサルの様子.
 
kawamurafumio_20161108 kawamurafumio_20161121

 

(お知らせ)
2017年1~3月の上大岡エキスパートレッスンの受付は定員に達したため受付を終了させて頂きました.また、その他のイベントのスケジュールも随時川村文雄オフィシャルウェブサイトに更新しております.宜しければそちらも併せてご覧頂ければ幸いです.

 
 

ポルタ De’ ファツィオリ 特別レッスン ご案内

 明日、10月29日(土)に美浜町生涯学習センターなびあす(福井県)にて開催されます.
  
 尚、レッスンはファツィオリを使用しての公開レッスンで、聴講は無料です.
 

<ポルタ De’ ファツィオリ 川村文雄特別レッスンスケジュール>
 09:00~09:45 バッハ / フランス組曲5番 アルマンド, ガヴォット
 10:00~10:45 ブラームス / 2つのラプソディ op. 79より第2番 ト短調
 10:50~11:35 ブラームス / 6つの小品 op. 118より 第2, 3番
 11:40~12:25 ショパン / 練習曲 op. 10-4,25-12 メンデルスゾーン / ファンタジー 第1,3楽章
 (休   憩)
 13:30~14:15 ドビュッシー / 喜びの島
 14:20~15:05 スクリャービン / 幻想ソナタ 第2番 op.19 第1楽章
 15:10~15:55 グラナドス / スペイン舞曲集より 第1,2,5番
 16:00~16:45 ベートーヴェン / ピアノソナタ 第1番 ヘ短調 第1楽章

 

お近くの方は是非、お気軽にお運び頂ければ幸いです.

 
追記:
今週、流行り風邪や寒暖の差で体調を崩す方が続出しています.
僕もちょっと危なかったのですが、皆さまくれぐれもご自愛ください.

 
 

庭の話

 お陰様で先週、母が誕生日を迎えました.最近は周りの方々が折にふれ 「ご両親はお元気ですか?」 と尋ねてくださるので ― まぁ半分くらいは会話の沈黙を埋めるための文句にすぎないのかもしれませんが ― その度に親のことを思い出すことができて嬉しいです.誕生日の夜には母親と久しぶりに電話で話しましたが、相変わらず穏やかに過ごしているようで心が和みました.曰く、還暦を過ぎた頃はすっかりくたびれたて気落ちしていたけれど、どういうわけかここへきてちょっと元気になってきたような感じがする‥と.人生わからないもんですね.
 

 さて、夕方までしばらくぶりのお休みだったので、今朝は今年4度目の庭の草むしりをしました.けっきょく今年は野菜らしい野菜を作らなかったため、庭仕事もほとんどせず‥夏にはあらゆる雑草が盛んに生い茂ってジャングルのようになってしまって.そのせいかはわかりませんが、コオロギが例年よりうんと多くなった気がします.ちなみに昨年はバッタとナメクジが急に増え、それに合わせるかのように今年は屋内外のあらゆる場所でヤモリを、また、今朝は、以前に刈った雑草の山の下でダンゴムシと寄り添うように丸くなっているコウガイビルをたくさん見かけました.ちなみにコウガイビルはヒルという名がついていますが、プラナリア?の仲間で血を吸うことはないそうです.おそらく今年から初めてうちの庭に住み着くようになったのですが、ナメクジやミミズを目当てにどこかからかやってきたのだと思います.というか野菜を作らずとも十分にぎやかな庭ですね.
 

コウガイビル(右)、苦手な方はクリックしないでください.
 
kawamurafumio_20161026a kawamurafumio_20161026b

 

 ところで今年もレモンの実が生りませんでした.苗木を植えてもう丸3年になりますが、木そのものはちょうど倍くらいに成長したものの、まだ花が咲くだけで実はつきません.まぁゆったり待つことにもそれなりの愉しみがあるし、このまま実が採れなくてもそれはそれで良いのかしら?と今は思ったりしていますが、来年の春にはまた(今年こそはと)意気込んで肥料なんか買ってくるに決まっています.
 

ネームプレートがなければなんだかよくわからない‥
 
kawamurafumio_20161026c

 

 もう一つ、庭の話題.4年ほど前から切っても切っても伸びていく雑草があって、とうとうある時期からは諦めて放置していたのですが、それが気がついたらグングン育って、あれよあれよという間に3メートルを超える立派な木になってしまって、、汗 エアコンの室外機を圧迫して危ないので、今朝方ホームセンターで買ってきたばかりのノコギリで心を鬼にして伐採しました.ノコギリを扱うのは高校生以来だと思いますが、案外すんなりといきました.でも、木にはちゃんと年輪があって、それを見たらちょっと胸が痛みました.しばらく乾燥させた後に、なにか良い使い道がないか考えようと思います.
 

それにしてもこれは一体なんの木でしょうかね.どなたかわかりますか?
 
kawamurafumio_20161026d kawamurafumio_20161026e

 

こちらは日当たりの悪い反対側の庭にもともと自生しているホトトギス.
越してきた頃はどぎつくて嫌いでしたが、今はだいぶ好きになりました.
 
kawamurafumio_20161026f

 
 

以上、庭の話でした.

 
 

ヤマノピアノフェスティバルの総評、その他

 急に涼しくなりましたね.毎年、だんだんと暖かくなる季節には役目を終えたはずのストーブに再び登場してもらうなんてことを2, 3度繰り返してしまうのですが、逆に寒くなっていく時期には雪国根性がはたらいてしまってヘンに出し惜しみしてしまって.一発風邪でもひかない限りはストーブなど出すものか、という不毛なバトルがまた今年も始まった感がします.ただ、いつになく、あっけなくストーブのぬくもりに負けそうな予感もします.なんだか寂しい気もしますが、年を重ねた証ということで‥
 

 さて、先ずは昨日おとといの話から.ご縁で銀座山野楽器ヤマノピアノフェスティバル2016 の審査(曳舟文化センター)をさせて頂きました.これがすごく良かった.正直に言うと、ジャッジをくだすという意味で、僕はいわゆる審査員にはあまり向いていない性格だと自分で思っていて、けれども依頼があるということはそういう審査員がいることにもなにがしかの意味はあるのだろうと勝手にこじつけて頑張っちゃうタイプです.でも、今回は2日間の全部門を通してそうした屁理屈が必要なかった、そこが素晴らしいと思いました.
 
 ‥なんて、すごく自分勝手なことを書いていますが、敢えて具体的な点を一つ挙げるとすれば、出場者の指導をされている先生方の心の広さです.もちろん直接お目にかかったわけではありませんし、僕は先生方のお名前すら存知上げません.けれどもそれは参加している皆さんの演奏を通して十分に感じ取ることができました.まぁ実際にステージで弾く側はそれどころじゃないのでしょうが ― 僕もプレイヤーだからその気持ちも痛いほどわかる ― それにしてもこうした指導者の下で音楽が学べるって幸せなことなんだろうなぁと何度も感慨深く思いました.
 

 ちなみに各部の審査後には参加者の演奏に対する総評をお伝えする時間があるのですが、昨日の最後の部 (中学生部門) でお話させて頂くにあたって、直前に書き留めたメモがあるので、それを基にこちらにもその内容を記しておこうと思います.

 

─ はじめ ─

 皆さん、今日は本当にお疲れさまでした。先ずは、昨日からですが、本当に多種多様な、バラエティに富んだ演奏を聴かせて頂くことができ、ちょっとしたコンサートに来ているかのような有意義な時間を過ごせたことにとても感謝しています。有り難うございました。

 さて、おそらく今回演奏された皆さんはきっと今後も長くピアノを続けていかれる、僕はそう信じています。そのうえで、どのようにピアノと関わっていくのかはもちろん人それぞれだと思いますが、僕のほうから、2つお願いしたいことをお話させて頂きます。
 
 まず1つは、 どうしたらより良い演奏ができるかということをこれからも考えていくということ。 演奏というのは、基本的にコミュニケーションだと僕は思っているんですね。ですので、そこにはかならずそれを受け取る相手がいます。 自分自身が今よりもより良い演奏を心がけていくことで、同時に、音楽というものが相手にも深く伝わっていく。実に単純なことですが、とても大切なことだと思います。 まぁ今の現状に満足することなく、是非、より良くなるにはどうしたらいいかということを考えながらピアノと向き合って欲しい‥ということです。
 
 それから2つめは、自分なりの楽しみ。ピアノと関わっていく中で、そこに自分なりの楽しめる要素を見つけていくということです。やっぱり、長く続けていくためにも、いつもどこか楽しめるものを持っておくことが重要です。それがなくなってしまうと続けるほどにしんどくなってしまうと思います。だから、 その時その時に、何でもいいからピアノや音楽の中に自分なりに楽しめるものを見つけていく努力をしてほしい と思います。
 
 ところで、今日は審査会ということで、そもそも僕は人を評価することが苦手なのですが、そうは言っても受賞者を決めないといけないので点数を点けながら聴かせて頂きました。ただ、誤解をして頂きたくないのは、決して僕は(皆さんの演奏が) 「賞に値するかどうか」 という基準だけで聴いているわけではないということです。もしも僕が 「何ができているか、何ができていないか」 という聴き方をしてしまうと、やっぱり音楽作品そのものの多様性というか、価値も広がっていかない。僕が特に聴きながら注目していることは、そうではなくて、 今、(演奏している)皆さんがその作品に対して何を感じているか、或いは普段からその作品とどう向き合ってここまで勉強を積み上げてこられたのか ということです。実はそれは演奏を通してはっきりと伝わってくるんですね。ですので、先ほど僕は自分なりの楽しみを見つけてくださいってお話しましたけれども、例えばただバリバリ弾くだけとか、楽譜どおりに、ただ書かれていることを守るだけの演奏で満足はしてほしくないんですね。
 
  僕のすごく好きな言葉に 「音楽は鳴り響く音の中にある」 という言葉あります。これはどういうことかというと、もちろん楽譜は大切なんですけれども、楽譜そのものは音楽じゃないんだよという、ある種の戒めが込められたメッセージ。 これ、実はある作曲家が言っていて、僕の知り合いの作曲家にも訊いてみたんですが、皆さん同じ意見なので、たぶん間違っていないと思うのですが、やっぱり、楽譜は楽譜なんです。たとえばそこにf(フォルテ)と書いてあっても、そこに f と書いてあるから 「強く」 弾くんじゃないんです。僕も、普段レッスンをしている中で、余裕がなくなってくるとつい、 「そこ、cresc. って書いてあるでしょ?」 って言ってしまうのですが、それで生徒もはいわかりましたってな感じでcresc. してくれるんですけど、よくよく考えると、これすごくヘンなことで、書いてあるからcresc. するんじゃないんですね。作曲家はそこに何かの理由があってcresc. を書いている。だから、その記号の先にある作曲家の意図や作品の中での意味といったものを考えることなくただ記号を記号として守るだけではやはり十分な魅力が弾きだせない。
 
 ちょっと、例えは変わるのですが、今日はお昼前に少し外出をさせて頂きました。それで外を歩いていたら、すごく涼しくなってきたなぁと感じたんですね。おそらく20度くらい?だったと思うのですが。今、この時期だから、20度というのが僕にとってはかなり涼しいと感じるんですけれども、あと3ヶ月ぐらいしてから日中の気温がもし20度だとしたら、たぶん、あったかいって感じると思うんです。
 
 何を言いたいかというと、20度というのはやっぱり記号でしかなくて。つまり、それを、 何を基準に捉えていくかによって楽譜上のいろいろな記号や音譜の音楽的な意味が変わってくる ということです。ここは、是非、皆さんにも想像して頂きたい。たとえばドミソという和音があったとして、そのドミソはいつも同じドミソとは限らない。何調のドミソなのか、或いはその前後の音の響きをよく耳を澄まして聴いてみることで、もしかしたら、ちょっと思っていたドミソとは異なるニュアンスに感じられるかもしれない。そういったことを 深く掘り下げたり、いろいろに想像しなが作曲家や作品に共感していく。これってやっぱり人間が獲得した本当に素晴らしい感性だと思うんです。
 
 そういった観点から今日演奏された作品を見直していくこともおもしろいと思うし、また、これから逆に演奏を聴く機会にも恵まれると思いますのが、そんな時に 「この人は何を感じたり、この作品とどう向き合っているのだろう?」 というふうに、想像しながら、音楽の楽しみ方を広げていって頂けたら‥と、そんなふうに思います。(新しい感覚を得るために)最初はぎこちなく感じる部分もあるかもしれませんが、どうかまた、いつか今日のこのお話を思い出して頂ければ幸いです。有り難うございました。
 
─ おわり ─

 

 さかのぼって、先々週の金曜日から月曜にかけて、徳島と福岡に行ってきました.ちなみに徳島にはコンサートの前夜からニ泊、その後いったん東京に戻って、翌日の福岡は日帰り.もちろんお仕事だったのですが、まぁどこもかしこもつつがなく移動することができたのでほんとうに便利で有り難い時代だなぁと一人で妙に感動したりしました.ちなみに今回はホームコンサートも含めて3回の演奏と公開レッスン、そしてミニ講座を行いました.いずれもあっという間に終わってしまって、もう少しゆっくりしたかったなぁとつくづく名残惜しかったです.

 

行く度に何とも言えない懐かしさがこみ上げる徳島、両親が来なかったのがとっても残念!
 
kawamurafumio20161007 kawamurafumio_20161008a kawamurafumio_20161008b

 

福岡は8年ぶりで今回は日本ピアノ教育連盟九州北部支部の公開レッスンをさせて頂きました.
 
kawamurafumio20161010a