生きること 学ぶこと

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 一ヶ月もご無沙汰してしまいした.蒸し暑い日が続きますが皆さま如何お過ごしでしょうか.
 
 さて、先月は銀座山野楽器本店にて門下生によるコンサートを開催させて頂き、お陰様で無事に終えることができました.出演した教え子たちはリハーサルから皆一様に緊張しているようでしたが、本番では彼らなりの精一杯の力を出し切れたのではないかと思います.一方で、こうして時間を経て改めて振り返ると、 「それで、彼らは何を学んだのか?」 、 「それを今の学習にどう生かしているのか?」 ‥そうした素朴な問いが僕の中に生まれてきます.自分の若い頃と比べても今の学生たちは本当に忙しそうで気の毒になってしまうのですが、できることなら時々は時間を取って、自身を省みて欲しいとつくづく感じています.
 
 ところで話は変わりますが、昨日また一つ年を取りました.先ほど、ちょうどこのブログを書き始める前に、2年前の誕生日に書いた自分のエントリーを読んでみました.正直まぁ若いというか、青いというか ─ もっとも、成長するためには色々な意味である程度は背伸びをすることも必用なのでしょうが、こうして改めて読んでみると、存外みっともないものですね、、笑
  
 ちなみに今月は目の前の仕事に追われながら、寝食削って新しい曲の譜読みと読書に勤しむ日々が続いています.そろそろ体力的にもだいぶきつくなってきましたが、8月になれば自分の勉強に割く時間が今よりうんと増える予定なので、それを楽しみにあと1週間を頑張ろうと思います.
 

 タイトルの 「生きること 学ぶこと」 (集英社文庫) は数学者である広中平祐氏の著書.4年ほど前に何となく惹かれて購入し、これまでに幾度か読み返してきました.昨年は仕事のこともあって音楽理論の専門書ばかり読んでいましたが、今年はまた思想や随筆といったジャンルの本を多く読むようになり(残念ながら小説を読むゆとりはない‥)、この本も改めて読み直しました.
 
本来、他人に本を勧めるのは差し控えるべきことかもしれませんが、とりわけ未来を担う学生たちに是非読んでもらいたかったので紹介させて頂きました.

 

森と見まごうほど荒れ放題の庭で採ったブルーベリーとミント
今年はけっきょく野菜作りを断念しました、、汗

kawamurafumio_20160723

 
 

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