いろいろな出来事が重なって疲弊気味だったため、都心の喧騒から離れたとある古民家で静養しています。こちらに来てから3日目になりますが、溜め込んでいたデスクワークもほぼ片付き、昨夜はオーナーのお誘いで地元の中学生たちと一緒にバドミントンやバスケットボールを楽しみました ― 年甲斐もなくはしゃぎすぎて靭帯を痛めてしまったので、今回はボクシングのトレーニングはお預けになるかもしれません ― 今日から本格的に新しい曲の譜読みをするつもりです。
この一年、演奏復帰のリハビリや社会参加のためにできるだけのことはこなしてきたつもりですが、正直このブログを書いている今も「聴くこと自体にたくさんのエネルギーを割かざるを得ない人間が聞こえる人のために作られた社会のど真ん中で暮らす必要がほんとうにあるのだろうか」とふと冷静に考えたりします。
当たり前といえば当たり前ですが、そもそも聴くべき音が限りなく少ない空間においては脳疲労は起こりません。また、そのような場では、普段であれば気を張って困憊してしまう音声コミュニケーションも ― もっとも今はオーナーのさまざまな配慮やいつでも独りになれる環境を得られている安心感が大きいのですが ― さほど負担にならない気がします。
少なくとも音楽を続けられる間は聴覚機器とうまく付き合っていく必要があるけれど、ゆくゆくはこのような耳にやさしい土地に身を置くことを見据えて終の棲家を探すのも悪くないかも‥
そんな妄想を抱きながら今日もなかなか自適に過ごしております笑