ベスが我が家にやってきたのは今年2月の末。
普段は街乗りがメインですが、休日には海や山に連れて行って存分に走らせてやります。ベスのポテンシャルが発揮されるのはダム湖とグラベルロードだからです。ダム湖はどちらかというと僕の趣味ですが、往々にしてダム湖を取り巻く道は複雑にうねっており、周辺には舗装されていない道、つまりグラベルロードがあります。
平坦なアスファルト道では愛くるしい仔馬のようなベス。けれどもアップダウンを含むくねくねと折れ曲がった山道やグラベルロードでは磨き抜かれたサラブレッドの如くに躍動します。
日本ではザ・お母さん御用達といった印象の強いe-BIKEですが ― 実際、電動アシスト付き自転車そのものは日本で誕生しているものの、スポーツタイプのe-BIKEが主流の欧米に対し国内の自転車屋ではベスのようなモデルは取り扱いが少ないようです ― 近年はテクノロジーの進化と共にモーターやバッテリーの性能もアップし、高機能かつスタイリッシュなモデルが続々と登場しています。
ただし、電動アシスト付き自転車と一括りにできないほど多様に発展しているこれらe-BIKEの個性は千差万別。ピアノと同じで、e-BIKEもある意味で人を選びます。実はベスを迎えるまでに一年近く悩みました。良いパートナーシップが築けるか、そもそも自分がベスに値するかどうか‥こんなに時間をかけた選択は生まれて初めてかもしれません汗
二カ月ほど共に過ごしてわかったことは、ベスと僕は似た者同士であるということです。元からそうだったのか付き合っていくうちに似てきたのかはわかりませんが、ベスにはオンロードはもちろん、オフロードも物怖じせず前に進む度胸と適応力があります。一方で、時折り見せるやんちゃなアシストやコンディションに波があるところも僕にそっくり笑
聴こえが変わってしばらく遠ざかっていた自転車ですが、先日総走行距離1000kmを無事達成できたので、ベスと二人でソロキャンプをする日もそう遠くはなさそうです。
写真の説明
連休初日の多摩湖(村山貯水池)。このすぐ先に狭山湖(山口貯水池)があります。
先日訪れた相模湖や津久井湖に比べてコンパクトですがサイクリングロードが充実しています。
今日はグラベルロードを走っている途中でODOが連番を記録していました。