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公演・イベントのお知らせ

 今年も残り3カ月を切りました.時が過ぎるのが年々早くなっているように感じて仕方がないのですが、一方で練習ノートや読書記録を読み返すと半年前のことが1年半とか2年くらいの前のことのように思えるから不思議です.どっちがほんとなんでしょうね?笑
 

 さて、年内の公演・イベント(非公開のものを除く)と2017年1~3月のエキスパートレッスンのお知らせをさせて頂きます.尚、詳細はオフィシャルウェブサイトのスケジュールをご覧頂ければ幸いです.
 

〇第108回 田園コンサート 川村文雄・沼澤淑音ピアノコンサート
 日時: 2016年10月8日(土)19時00分開演
 会場: ケアハウス田園 4F 田園ホール(徳島県徳島市)
 曲目:
  J. S. バッハ / パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV 825
  モーツァルト / ソナタ ハ長調 K. 330
  シベリウス / 樅軒の木 op. 75-5
  ショパン / 幻想ポロネーズ 変イ長調 op. 61
 入場料: 2,000円
 お申込み: ケアハウス田園 TEL 088-633-6567
 

〇日本ピアノ教育連盟九州北部支部 第33回ピアノオーディションのための課題曲公開レッスンと講座
 日時: 2016年10月10日(月・祝)13時00分~17時00分
 会場: ヤマハ天神センター(福岡県福岡市)曲目:JⅠ部門 13時00分~課題J14
  JⅡ部門 14時00分~課題J24
  A部門  15時00分~課題A3
  B部門  16時00分~課題B3
 入場料: 一般 2,000円 学生・連盟会員 1,500円 定員100名
 お申込み: JPTA九州北部支部 TEL 092-761-4490
 

〇ヤマノ ジュニア ピアノフェスティバル 2016(審査会)
 日時: 2016年10月15日(土)11時00分開演, 16日(日)10時00分開演
 会場: 曳舟文化センター (東京都墨田区)
 予定: 10月15日(土)A部門 C部門 10月16日(日)プレA部門 B部門 D部門
 ※終演は15日(土)20時00分頃、16日(日)20時00分過ぎを予定しています
 

〇ポルタ De ファツィオリ 川村文雄 特別レッスン
 日時: 2016年10月29日(土)
 会場: 美浜町生涯学習センターなびあす ホール (福井県三方郡)
 受講曲: 決まり次第ウェブサイトに掲載させて頂きます
 入場料: 無料
 

〇さかい九頭竜音楽祭 フィナーレ スペシャルトリオコンサート
 日時: 2016年11月23日(水・祝)19時00分開演
 会場: ハートピア春江 大ホール (福井県坂井市)
 曲目:
  J. S. バッハ / パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV 825
  ウェーバー / 協奏的大二重奏曲 変ホ長調 op. 48
  ブラームス / クラリネット三重奏曲 イ短調 op. 114
  Pf:川村文雄 Cl:豊永美恵 Vc:高木慶太
 入場料: 一般1,500円 高校生500円
 お申込み: <ハートピア春江> Tel(0776)51-8800 Fax(0776)51-8950
 

〇ピアノフォルテ上大岡 エキスパートレッスン 2016′ vol. 10~12
 日時: 2017年1月15日(日)、2月4日(土)、3月4日(土)いずれも10時00分~
 会場: ピアノフォルテ上大岡サロン (神奈川県横浜市)
 お申込み: お申込み開始は2016年11月7日(月)10時00分~となっております
  ※1回のお電話でのお申込みは、お一人分(3カ月分まで)のみとさせていただきます
  ※レッスンの詳細はピアノフォルテ上大岡のサイトをご覧ください
   http://www.yamahamusic.jp/shop/kamioooka/p/lessonkawamura
 受講料: 16,200円(1回/60分)
 お申込み: ピアノフォルテ上大岡 TEL 045-716-4560 フリーダイヤル 0800-888-4560
  ※年内(2016年10~12月)のエキスパートレッスンは定員に達したため受付を終了しています

 

 それではまた、各会場で皆さまにお会いできることを楽しみにしています!
 

先月、朝の散歩中にとても珍しいドバトに遭遇しました.
白やマーブル、薄茶は時折り見かけますがダークブラウンは初めて.
 
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おしゃべりと対話

 昨日は特別講師を務める大野ピアノメソッドの勉強会がありました.
 
 毎回、参加者の方々には演奏を披露して頂いた後に講師 (スタッフ) と共に作品や演奏のあり方について意見を交わす歓談の場を設けているのですが、昨日はそれがとても和やかに進行できたことが印象的でした.ゆったりとしていながら、なめらかで心地の良い時間‥ 「対話」 という言葉がこれほどしっくりくるのも本当に久しぶりで、参加してくださった皆さんともっといろいろな話をしてみたいと素直に思えました.
 

 考えてもみれば、一方的に何かを言うだけならこれほどラクなことはありません.「おしゃべり」 なんかはその典型.たまに今日は楽しいおしゃべりができたなぁと思えることはあるけれど、おしゃべりは所詮はおしゃべり ― 愚痴を吐こうが正義を語ろうが、みんなただ言うだけの 「言いっぱなし」. ただ言うだけで、言ったそばからどんどん忘れていけばそりゃ楽しいに決まっています.でもおしゃべりって、案外自分がしゃべっている時には一生懸命でも、他人の話になるとさほど親身に聞いていないのではないでしょうか?
 
 そういう意味で 「対話」 は正反対です.もっとも大きく異なるのは自分が話すことよりも他人の話にていねいに耳を傾けている点.耳を傾けるといっても今の自分の価値観に照らし合わせながら聞いているのではありません.何が正しいとか間違っているとか、そういう結論はさておき、目の前にいる相手の言葉の一つ一つをゆっくりと咀嚼しながらその真意を汲みとる ― 本来、他人の話を聞くってそういうことなんだろうけど、時間に追われていたり、心にゆとりがなかったり、他にも条件が揃っていなければなかなかできることではないのかもしれませんね ― いずれにせよ、対話の良いところはお互いにお互いを尊重し、それぞれの想いを共有したり、どうしたらより良くなるかを一緒に考えられることではないかと思います
 

 まぁおしゃべりは何も残らないところがその魅力なのかもしれませんが、対話は逆に相手や自分の心に刻まれていくこともあると思います.そう考えると有意義な対話を重ねていくことには、お互いの感性を刺激したり、人生を豊かにしてくれる可能性がたくさんあるように感じます

 

大野ピアノメソッド勉強会にて@すみだチェリーホール

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那須高原

 桐朋学園大学の後期実技レッスンを再開して2週間余り.学生等はいつもと変わらず無邪気な演奏を聴かせてくれていますが、季節はすっかり秋めいてきました.僕のほうも相変わらずで、まぁそれなりにいそがしくしていますが、涼しくなってきたお陰で体調はまずまずです.
 

 さて、少し日が経ってしまいましたが、先日 (←白寿ホールのコンサートの翌日です) 両親と一緒に那須高原まで足を伸ばしました.下の写真は父親の運転するレンタカーで生まれてはじめて体験したサファリパーク.メスのライオンが追いかけてきた時にはさすがにヒヤっとしましたが、檻や垣根がないせいか、近づいてくる動物たちはみな久しぶりに再会する古い友人のようにも思えて非常に愉快でした.
 
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 そして昼食前には軽い登山.実はこの日の予報は雨だったのですが、ちょうど茶臼岳の麓に着く頃にはお天気になって母親が静かに大喜びしていました.他にも吊り橋を渡ったり道の駅をひやかしたりと思い出に残る一日を過ごしました.
 
 活火山なので牛ヶ首付近はあちこち蒸気が上がっていますが、あたりは石ころと背丈の低い植物が自生するだけでがらんとしています.しばらくそこに佇んでいると自然と心が空っぽになっていく気がしてとても心地よかったです.
 
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 早いもので今年もあと3ヶ月と少しですね.10月からはコンサートや審査が続くので、また心を新たに頑張ります.皆さまもくれぐれもご自愛ください.
 

 追記
 3年ほど続けた twitter を一昨日やめました.こちらは一応のご報告まで.

 
 

コンサートを終え、休息‥

 松波恵子 川村文雄 デュオ@白寿ホールにいらしてくださった皆さま、有り難うございました.終演後にお会い出来なかった方もいらっしゃったのでこの場を借りて御礼申し上げます.
 

 さて、約1年3カ月ぶりとなる今回の演奏会は、J.S.バッハのパルティータに始まり、ベートヴェンのチェロソナタ第2番、ラフマニノフの前奏曲・チェロソナタと時代を越えた名曲・大曲の続くプログラム ─ 本質的なことではありませんが、ラフマニノフの前奏曲以外はこの春ごろから譜読みを始めたこともあって、今回のプログラミングは僕にとってはちょっとしたチャレンジでもありました ─ それだけに、今は演奏が終わってホッとしているのと、(短い期間とはいえ)多くの時間を費やして向き合ってきた作品から離れるのが少々寂しい‥そんな気持ちが入り混じっています.
 

 演奏会そのものについては前回と同じく、しばらくは振り返れそうにありません.というか、振り返ることをしないうちにまた次回が来てしまうかもしれません.まぁそれならそれで良しとしましょう.

 

 ちなみに今日は一日、両親と共に水入らずで過ごす予定です.遠足前の子どもではありませんが、それが楽しみで今朝は自分でも驚くほど早起きしてしまいました、、汗 まだはっきりとは決めていませんが、たまには東京を離れてのんびりするのもいいかなと考えています.

 

 というわけで、皆さまもどうぞ良い休日をお過ごしください.

 

リハーサルの一コマ、最終的なバランスをチェックしているところです.
 
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明日のコンサートについて

 明日、白寿ホールにて開催させて頂くコンサート※は当日券をご用意しております.

 ご来場いただける方は直接いらして頂ければ幸いです.

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 ※開演は17時00分(午後5時)ですのでお間違いなく.

 

 それでは、会場で皆さまにお会いできることを楽しみにしております.

 
 

人前で弾く怖さ

 ピアノフォルテ上大岡の夏の恒例行事、エキスパートレッスン受講生による発表会とリサイタルを終えました.今日もまだ疲れを引きずっていて、滞っているメールのお返事も書けていないのですが、とりあえず昨日までの準備期間と昨日と今日で考えたことを綴っておこうと思います.
 

 まず、僕個人の問題ですが、人前で弾く怖さがこの歳になってもなくならないというか、むしろ増してきていることを実感しています.主な理由としては、先ず若い頃に比べて落ち着いてさらえる時間が激減したことが挙げられます.まぁそれは大人になれば皆同じなのでどうにかやりくりをしなければならないところではありますが、僕の場合、普段からそれまで取り上げてこなかったジャンルやレパートリーを開拓し、さらに新しい奏法を取り入れながら理想とする演奏のハードルを自ら上げているところがあるので、演奏会の間際まで、下手をするとコンサート当日に弾きながらあちこち折り合いをつけるのに四苦八苦していることが時どきあります.もちろん好きでそうしているというよりは、そうすることが今の自分に必要だと思っているからなのですが‥
 

 ちなみに、僕はいわゆる緊張しないタイプに見られることがあるのですが、それはとんでもないことです.まぁ緊張にも良い緊張とか悪い緊張とかいろいろあるのですが‥いずれにせよ、自分が「ピアノ弾くの大好き!」と無邪気に言っていられたのは果たしていつ頃までの話だったか.あまりに遠い昔のことでもう忘れてしまいました、、笑
 

 話を戻すと、昨日は生徒たちと僕が同じ日に同じステージに立つという貴重な機会でもありました.もちろん発表会では生徒たちの緊張がこちらに伝わってきましたし、逆に、リサイタルでは僕の緊張が彼らに伝わったことと思います.
 
 それで昨晩、自宅で飲み直した後に、なんというか、柄にもなく自分の演奏を振り返りながらもう酷く落ち込んでしまって ─ というかまったく落ち込まないほうが逆にマズいのか? ─ こういうことがある度に 「本番当日に人前で弾く怖さや、 (何日も前から悩まされる) 不定愁訴から少しでも解放されたら、どんなに幸せか」 と想像はしてみるのですが、夜な夜な考えれば考えるほど、「やはりこの 『恐怖』 というものに真正面から向き合うことに意義がある」 そんな結論に至ります.いや、これでは適当に書いているように思われてしまいますね‥でも、やっぱり人間ってどうしてもラクなほうに流されやすいところがあると思うし、そもそも自分の中に恐怖があるということはまだそれだけ未熟であるか、心が弱い証拠でもあるわけですし.
 

 というわけで、僕もいよいよいい年齢になってきましたし(←ほぼ口癖)、いわゆる若い人たちの怖いもの知らずではなく、怖さそのものを受け止めつつ、もっと鍛練を重ねて音楽的にも人間的にも成長しようと心に誓いました.いずれ、いつになるかわかりませんが、それが何らかの形で教え子たちにも伝わったらいいなぁと思います.
 

 次は2週間後の白寿ホールでお会いしましょう!

 

 

8月、9月の公演 (2016年)

 自宅のデスクトップパソコンが壊れそうで壊れません.先週末、金曜と土曜にお盆の墓参りで帰省したのですが、こちらに戻ってきてPCを立ち上げると 「キュゥ、キュウ」 とガラスの窓を拭いている時のような奇妙な音が発生するようになり、そうこうしているうちに週明け 「キュルキュル、キュルルルル~」 と異音と化し、さらに昨日は 「ゴッ、ゴゴッ!」 ‥これにはさすがの僕もあ~マズいと思い深夜の帰宅後から明け方まで、ほぼ夜通しで仕事の書類や写真データをバックアップしました.
 
 ちなみに話は横にそれてしまうのですが、普段から写真データに関してはパソコンに移す前にその大半を削除しているのですが ─ その選別作業がこれまた結構な時間の浪費になっている ─ それでもハードディスクには約10年分のデータがありまして‥数千枚、いやもっとたくさん保存されていたかもしれず、そのせいで徹夜でバックアップするハメになってしまったのです.
 
 カメラは僕の個人的な趣味の一つではありますが、スマホにしろ一眼レフにしろ、けっきょくのところワクワクしたり舞い上がっているのは撮影している時で、きちんと現像した写真を除けば、じっくり見返したりなど今はほとんどしていないんですね.当然ですがプロと違い責任もへったくれもありませんし、そもそも自分にとって本当にやるべきことは他にもたくさんあるわけで.にもかかわらず、先ほども書いたように、必要なものとそうでないものを分ける作業に目を酷使し、貴重な時間を割いているという‥だったら最初から撮るなよという話になってしまうのですが、、汗
 
 まぁ、確かに僕もいい年齢になってきたので、そろそろ手当たり次第に写真を撮るのは止めて、良き思い出はしっかり自分の目に焼き付けるようにしていかないといけないかなぁとおぼろげに感じているところではあります.
 
 そうそう、話を戻しますね.お蔭様で、異常極まりない音を発し続けながらもパソコンはどうにか持ち堪えてバックアップ作業も無事に完了しました.それで僕もなにを思ったか、デスクトップに(良く頑張ったという労いの意を込めて)グーパンチをしたところ、ひっきりなしに続いていた異常な音が一瞬途絶えたのです.それでまさかと思い、デスクトップの側面や背面をバンバンと叩いたみたら、あろうことかあれほど鳴りやまなかった音があっさり止んでしまいました.えー!?って感じですよね.
  
 機械音痴の偏見も多分にありますが、普段はいかにも扱いづらく見た目も偉そうにしているパソコンも案外ブラウン管テレビと大して変わらないものなのかしらと思うと、それはそれで親近感が湧いてきました.まぁ今は新しいものに買い替える心の余裕もないので、今後も適度な刺激を与えながらなんとか年内を遣り過ごせたら‥そんな淡い期待をしつつ様子を見ています.

 

 さて、近況というか、前置きはこの辺にして(←長すぎる!)来月までの公演のご案内をさせて頂きます.一つは10日後に迫っていますが、8月27日(土)にピアノフォルテ上大岡サロンにてエキスパートレッスンの受講生による発表会を開催させて頂きます.例年どおり、発表会の後には僕のリサイタルもあります.
 
 自分の話になってしまいすが、モダンなピアニストというよりも音楽家としてのけじめをつけるため、遅ればせながら、これまで自身の中で 「勉強」 の範疇を越えることのできなかったバロックや古典派と真正面から向き合う覚悟を決めました.それに比べれば大したことではないのですが、やりなさい!と言っておきながら口ばかりで自ら実践しないのも生徒たちに示しがつかない‥そんな教える側の事情も少し含んでいます.いずれにせよ今回はJ. S. バッハ、ハイドン、モーツァルトを演奏する予定です.
 
 ちなみに、余談かもしれませんが、僕はモーツァルト K. 330 の最終楽章をバロックダンスと解釈しています.J. S. バッハの組曲(舞曲)に始まり、ハイドンの変奏曲を経てモーツァルトのフィナーレへと、今の自分の実力でどのように帰結させることができるのか、プレッシャーもありますが興味もあります.なにより受講生の方たちと同じステージに立てることが滅多にない機会なので楽しみにしているところです.お時間がおありの方、お近くの方は是非いらしてくださいね.※
 
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※発表会の曲目につきましてはオフィシャルウェブサイトをご覧ください.また、チケットのお申し込みはウェブサイトでも受け付けております.

 

 二つ目は9月10日(土)、白寿ホールにて松波恵子・川村文雄デュオを開催させて頂きます.松波先生は日本のチェロ界の草分け的な存在で、ご縁があって昨年初めて共演をさせて頂きましたが、コンサートでご一緒させて頂くのは今回で4度目になります.言うまでもなく今回の公演は僕にとって今年のメインイベントです.ベートーヴェンもラフマニノフも、チェロとのアンサンブルは初めてですが、良い演奏ができたらと思います.

 
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ちなみに下記が当日の演奏予定曲です.※
 
J.S. バッハ / パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
ベートーヴェン / チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 op. 5-2
ラフマニノフ / 前奏曲 嬰ハ短調 op. 3-2 『鐘』
ラフマニノフ / 前奏曲 嬰ト短調 op. 32-12
ラフマニノフ / 前奏曲 ト長調 op. 32-5
ラフマニノフ / 前奏曲 変ロ長調 op. 23-2
ラフマニノフ / チェロ・ソナタ ト短調 op. 19
 
※チェロ・ソナタ以外はピアノソロ曲
 

 昨年の6月に開催させて頂いた同公演はお蔭様で満席となり、当日券をお出しできなかったため、いらして頂ける方は少しお早目にお申込み頂ければ幸いです.尚、こちらもウェブサイトのお問い合わせでも受け付けております.※
 
※チケット郵送を希望の方はチラシ裏面のお申込用紙(ファクシミリ)をご利用ください.

 

 そろそろお盆も終わるころでしょうか.不安定なお天気が続きますが、皆さまどうぞ体調にお気をつけてお過ごしください.またコンサートでお会いできることを楽しみにしています.

 
 

音楽家の義務

 夏真っ盛りです.連日の暑さで体調を崩す方も多いようですが皆さまはお変わりありませんか.
 
 我が家ではこの猛暑の中、どういうわけだか昨年のクリスマスにやってきたシクラメンが咲き始めて思わず目を疑っています.思えば今年は忙しさにかまけて梅や桜、牡丹をちょろちょろっと見たきり‥その後はまったく酷いもんで、ツツジも花椿も紫陽花も、みな知らないうちに見頃が過ぎていました ─ ちなみに今はサルスベリがあちこちに咲いているので日傘下からキョロキョロ覗きながら歩いています ─ そんな日々でしたから、季節外れとはいえ、またシクラメンの花を愉しめるようになったことは僕にとっては小さな幸せです.もっとも不意討ちに強いられることとなった世話を除けば‥ですけどね.
 

 さて、お蔭様で大学の前期授業が無事終講し、7月下旬以降はカワイ横浜店のジョイフルステップアップステージ、桐朋学園大学の夏期講習会、同大学附属子供のための音楽教室のピアノ夏期講習 in 調布、音の夢ピアノコンクール東京予選などに、それぞれアドヴァイザー、講師、審査員として参加させて頂きました.またその合間を縫って、6月末から取りかかっていた日本ピアノ教育連盟の誌上レッスンの原稿を書かせて頂きました.こちらは同連盟が発刊している Klavier Post vol. 126 ( 2016 Summer ) に掲載されていますので宜しければご覧ください.
 
 しかし 「音楽」 と一口に言っても、まぁ色々な仕事があるもんだなぁとあらためて感慨深く思います ─ 僕自身はピアニストとして本格的な音楽人生のスタートを切った人間ですが、今はより多角的な視点から自身のあり方を見つめたり、残りの人生を如何に生きるかを模索しているため、或いは余計にそう感じてしまうのかもしれません.もっともそのようなことを考えるようになったのはここ数年の話ですが、最近は、これは単なるミドルエイジの問題で済まされるものではなく、音楽家が背負ってゆくべき宿命なのかもしれない‥そうも感じられるようになってきました.
 

 奇しくもそんな中、4,5日前のことですが、例によって読書をしている時にふと小澤征爾氏と大江健三郎氏の対談の中の一節が目に留まりました. 「音楽をやる以上、みんなある義務を担わなきゃならないんだけど、その義務をどのように担うか」 、 「音楽をやる者は、絶対に夢を持っていなければならないし、義務感、責任感がなきゃいけない ─ 中略 ─ 音楽をやるにはある基準があって、それを守らなければならない本当に優れた音楽家はみんな (それを) 守っている」 (同じ年にうまれて~音楽、文学が僕らをつくった / 中央文庫) まぁここだけを切り取ってもうまくは伝わらないと思いますが、僕はこの本の中の両氏のやり取りを読んでいて、自分の中で何かがストンと腑に落ちたように感じました.
 
 とりわけ 「義務」 という言葉で音楽家の果たすべき役割を示唆している点が非常に新鮮で、僕などが言うのはおこがましいけれども、それは数百年にわたって西洋のクラシック音楽や演奏芸術が継承されてきたことを考えても納得がいきます.何より自分が生かされているこの難しい時代、21世紀に、音楽家としてのあるべき姿を説くだけでなく、身を削りながらそれを具現しているアーティストがこうして少なからず存在しているということが今の僕にとって感動的で、同時に勇気を貰いました.
 

 ピアニストを目指すことも、ピアニストとして活動していくことも、それはそれでとても意義のあることだと思います.けれども、仮に音楽家という観点から見た場合、今の僕は決してそれだけでは十分ではないように感じています.まだまだ手探りではありますが、これからも一音楽家として少しでも成長できるよう、できることは何でも挑戦していきたい‥そんなふうに思う今日この頃です.

 

摩訶不思議なシクラメン、とりあえず肥料を与えて様子を見ています.

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生きること 学ぶこと

 一ヶ月もご無沙汰してしまいした.蒸し暑い日が続きますが皆さま如何お過ごしでしょうか.
 
 さて、先月は銀座山野楽器本店にて門下生によるコンサートを開催させて頂き、お陰様で無事に終えることができました.出演した教え子たちはリハーサルから皆一様に緊張しているようでしたが、本番では彼らなりの精一杯の力を出し切れたのではないかと思います.一方で、こうして時間を経て改めて振り返ると、 「それで、彼らは何を学んだのか?」 、 「それを今の学習にどう生かしているのか?」 ‥そうした素朴な問いが僕の中に生まれてきます.自分の若い頃と比べても今の学生たちは本当に忙しそうで気の毒になってしまうのですが、できることなら時々は時間を取って、自身を省みて欲しいとつくづく感じています.
 
 ところで話は変わりますが、昨日また一つ年を取りました.先ほど、ちょうどこのブログを書き始める前に、2年前の誕生日に書いた自分のエントリーを読んでみました.正直まぁ若いというか、青いというか ─ もっとも、成長するためには色々な意味である程度は背伸びをすることも必用なのでしょうが、こうして改めて読んでみると、存外みっともないものですね、、笑
  
 ちなみに今月は目の前の仕事に追われながら、寝食削って新しい曲の譜読みと読書に勤しむ日々が続いています.そろそろ体力的にもだいぶきつくなってきましたが、8月になれば自分の勉強に割く時間が今よりうんと増える予定なので、それを楽しみにあと1週間を頑張ろうと思います.
 

 タイトルの 「生きること 学ぶこと」 (集英社文庫) は数学者である広中平祐氏の著書.4年ほど前に何となく惹かれて購入し、これまでに幾度か読み返してきました.昨年は仕事のこともあって音楽理論の専門書ばかり読んでいましたが、今年はまた思想や随筆といったジャンルの本を多く読むようになり(残念ながら小説を読むゆとりはない‥)、この本も改めて読み直しました.
 
本来、他人に本を勧めるのは差し控えるべきことかもしれませんが、とりわけ未来を担う学生たちに是非読んでもらいたかったので紹介させて頂きました.

 

森と見まごうほど荒れ放題の庭で採ったブルーベリーとミント
今年はけっきょく野菜作りを断念しました、、汗

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真っ只中

 今週は梅雨の真っ只中といった感じで、家中の除湿機がフル稼働しています.ちなみに今の住まいには除湿機が全部で5台あるのですが、それぞれのタンクに溜まった水を捨てて戻ってくるだけでもけっこうな運動で ─ 特にこの時期はボサっとしているとすぐに満水で機械が自動停止してしまうので、こまめに水を捨てる必要があるのです ─ そのせいかはわかりませんが、今月に入って2キロほど痩せてしまいました.
 

 さて、先週末の 「モーツァルトを楽しむ会 レクチャーコンサート vol. 14 川村文雄 ショパンの世界」 にいらしてくださった皆さま、どうも有り難うございました.これで今年に入ってしばらく続いていた公演が一段落しました.今はコンサートが無事に終えられた安堵感と共に、一抹の寂しさのようなものを感じています.ヘンですよね‥束の間とはいえ、ようやくプレッシャーから解放されたというのに.よくわかりませんが、ありていに書くと失恋したかのような?? まぁそれだけ作品と深く真剣に向き合っていたということで.実際、こうして終わってみると、精神的にはもちろん、無意識の身体感覚として、自身の日々の生活の一部のようになっていたんだなとつくづく実感します.この終わってみると‥という件がなんともそれっぽくて切ないのですが、、笑
 
 けれども、よくよく考えるとこれから新たに取り組む作品がたくさんあるので、今は譜読みの真っ只中でもあるんですね.早く気持ちを切り換えてそちらに慣れていかなければと思います.ちなみに次回のコンサートは8月27日(土)@ピアノフォルテ上大岡です.詳細は改めてウェブサイトで告知させて頂きます.
 

 最後に教え子たちの出演するコンサートのご案内をさせて頂きます.現役の桐朋学園大学ピアノ科の学生(高校生から研究生まで計7名)によるジョイントコンサートで、銀座山野楽器本店7Fのイベントスペース Jam Spot にて開催させて頂きます.開演は18時00分で入場料は500円、お越しいただける場合はできるだけ事前予約をお願い致します.尚、お問い合わせは僕のウェブサイトからも受け付けます.

 

<銀座山野楽器本店 セレクションコンサート Vol.6>
桐朋学園大学ピアノ科在学生によるジョイントコンサート
川村文雄 門下生によるピアノコンサート
ピアノとピアニズム〜古典から近代へ、その変貌の軌跡
 
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日時: 2016/06/24(金) 18:00~19:50予定 (開場17:30)
会場: 銀座山野楽器 本店 7F イベントスペース JamSpot
演奏: 川谷早紀(高校2年)、向田朱里(大学1年)、五十嵐美和(大学2年)
諸橋優生子(大学2年)、永井眞子(大学3年)、西河由季(大学4年)、邵旻霄(研究科2年)
入場料: ¥500(税込)
曲目:
J.S.バッハ:平均律 第2巻 第20番 イ短調 BWV.889
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」第1楽章
ショパン:スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54
リスト:巡礼の年 第1年「スイス」より「オーベルマンの谷」
ブラームス:創作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-1
スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op. 42-5
ラフマニノフ:楽興の時 Op.16 より 第4番 ホ短調
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第3番 イ短調 Op.28「古い手帳から」  他

お問い合わせ: 銀座本店 6F ピアノフロア